文科省で表記の参加校の公募を8月6日から始めるとのことです。
以下引用
デジタル教科書の無償貸与による効果検証への参加校募集について
学校教育法等の一部を改正する法律(平成30年法律第39号)等が平成31年4月1日に施行され,一定の条件のもとで,学習者用デジタル教科書を紙の教科書に代えて使用できるようになりました。
文部科学省初等中等教育局教科書課では,今年度,学習者用デジタル教科書の効果・影響等を把握・検証するため,「デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究事業」を実施しています。その一環として,教育課程の全部において紙の教科書に代えて学習者用デジタル教科書を使用できる,視覚障害や発達障害等の障害,日本語に通じない等の事由がある児童生徒に,教科書発行者から協力を得て,一定期間無償で学習者用デジタル教科書を貸与し,学習者用デジタル教科書の効果検証を実施いたします。
今年度使用教科書として採択している教科書と同じ発行者の学習者用デジタル教科書または教科書に準拠したデジタル教材(副教材)について,試行的に導入いただき,学習上の困難の低減の効果についての検証にご協力いただくことを想定しております。
(アンダーラインは私が付けました。)
学校教育法等の一部を改正する法律というのはこちらですね。
これを受けて、各教科書発行者はデジタル教科書を作っています。
あれ?すでにDAISYなど有るんじゃ無いの?
という人も多いかもしれません。
しかし、DAISYやAccessreadingはあくまで、紙の教科書を読むことが困難ないわゆるプリントディスアビリティ(印刷物障害)のある児童生徒対象のもので、今後はそういった子どもだけで無く、広く一般の児童生徒を対象としてデジタル教科書が作られていきます。
さりとて、やはりデジタル教科書が必要となるのは上記のような学習に困難さを示す子どもたち。
文科省もそこについては早くから検討を進めたい。
ということで、デジタル教科書を無償提供して試行的に検討を始めることになったそうです。
関心がある学校や自治体はぜひ手を上げていただき、協力するといいですね。
ちなみに、前述の紙の教科書をの電子化したものは「音声教材」としてこちらに紹介されています。
PDFなどの拡大教科書についてはこちらがあります。
音声教材については全国の教育委員会対象として文科省が広く説明会を開いています。
(あれ?これを書いて気がついたけど、6月5日に日程変更していたみたい)