
香川県教育委員会は県下の小中学校の特別支援学級に対して高松養護学校と香川西部養護学校の実践で効果のあったアプリを入れたタブレット端末を最長2ヶ月間貸し出しを行うとのことです。
http://www.kagawa-edu.jp/ictdb/?shirase=%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E5%86%85%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E3%82%92%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%AB%E3%80%81%E6%8C%87%E5%B0%8E%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%92%E6%B7%BB
http://www.kagawa-edu.jp/takayo01/
http://www.kagawa-edu.jp/seibuy01/
ここでポイントだと思うのは
※有効な指導方法や教材について情報提供を行います。
と書かれていることです。
つまり
物だけ貸す
のではなく,
指導方法も添えて貸す
ということでしょう。
そうでなくては意味がありませんし,それが一番求められていることです。
まさに、特別支援学校のセンター的機能です。
特別支援学校のセンター的機能としてATやICTを活用することについては,私の研究課題の中心的な物です。
大学院の修士論文は
肢体不自由養護学校におけるアシスティブ・テクノロジーセンターの構築と運営に関する研究
でした。
今から10年以上前で特別支援教育がはじまる前だったこともあり,研究のために中学校に訪問したら
何でこいつが来るんだ
みたいな感じの対応をされたのを覚えています。
修士論文の1部については,こちらにまとめ直して出させてもらいました。
肢体不自由養護学校におけるアシスティブ・テクノロジーの普及状況に関する調査 | CiNii Research
障害のある子どもたちへの教育的支援として,アシスティブ・テクノロジー(Assistive Technology:以下,ATと示す)の活用の有効性が指摘されており,養護学校の地域支援の充実のために条件整備が求められている.本研究では,都内の肢体不自由養護学校を対象としてATの普及状況に関する質問紙調査を行った.その結果,...
また,今の職場に来てからこちらの研究をさせてもらいました。
国立特別支援教育総合研究所 – 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所
上記の高松養護学校は,この研究に関わっていただいた学校ですのでその意味では上記の研究の発展型として行っていただいたものかなと思います。
現在進行しているこの研究でも
国立特別支援教育総合研究所 – 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所
福岡市立南福岡特別支援学校が地域支援のリソースとしてICT活用の情報を提供しています。
http://www.fuku-c.ed.jp/schoolhp/ygnanfuk/
先日は某会議で特別支援学校のセンター的機能の重要性,その中でもICT活用を提供してもらいたいという話もいただきました。
ちなみに,今進んでいるこの研究の昨年度のアンケート調査を見ると
国立特別支援教育総合研究所 – 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

センター的機能としてICT、支援機器、教材・教具の活用支援を行っていると答えた学校の割合は4分の1に過ぎません。
来年春の障害者差別解消法を実施をにらみ,合理的配慮が求められる中で支援機器の活用はその中心となると思います。
その意味では,特別支援学校がぜひセンター的機能の1つとして考慮してもらえるとありがたいところです。