紙とペンは最高の支援機器

支援技術というととかく

ICT

を使うというイメージがあります。

特に,最近はタブレットPCが普及していますのでどうしてもこれを使わなければと考えてしまいます。

しかし,支援技術としてその活用方法がこなれており,もっとも普及しているのは

「紙とペン」

ではないかと思います。

そして,これは障害のある人だけでなく私たち健常者にとっても最高の支援機器だと思います。

原始の時代であれば口伝えで情報を覚えなければどうにもならなかったことを「紙」という支援機器が開発されたことで私たちは記憶を「外部」に取り出すことが可能になりました。

意思を伝えるにも「視覚」情報でコミュニケーションができ,保存も可能となります。

そういった意味では「紙とペン」は最高の支援機器だと思っています。

しかし,そういった最高の支援機器である「紙とペン」が上手く使えない人もいます。

視覚障害の人は見ることができない。

肢体不自由の人はペンを持つことができない。

そういった困難さがあってはじめて代替手段を考えればいいので,あえて「紙とペン」を否定して別の方法に走るのはどうかと思います。

私の考えとしては

「使えるものは何でも使う」

というスタンスでいいと思っているので,その場その場で便利なものを上手に使い分けることの方が重要だと思っています。

昨今はデジタル教科書が注目されており,紙の教科書は一切利用せずにデジタル教科書だけでいいといった議論もされますが,紙の良さを認識した上で,紙では実現できないことをしっかりさせないとダメだなと感じます。

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なんでそれを選んでいるのか,よく考えて利用したいですね。

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コメント

  1. 赤根 修 より:

    大変嬉しい表題と 現実の本質を見失いがちな私たちに『・・そうだった!・・そうだった筈だったのに・・あれれ?』と大事な事を思い起こさせて頂けた感が 私にはあります。ありがとうございました。
     (ゴソゴソ・・ごそごそ・・) 奥にしまって出番の少なくなった 鉛筆や万年筆のインクの『匂い』 まだそこまでパソコンやデジタル機器には無い 新刊書や古本屋さんで見つけた掘り出し物の蔵書・・そこから香る 『紙』『インク』も大事な物だったと慌てました。おぅ! メールやコメントも素晴らしい文化ですけれど まだ 間に合うかな?!
       『 残暑 お見舞い 』 など 出してみよう! かと 思い立ちました。
     「紙とペンは最高の支援機器」・・相手の方にも勿論ですが、自分に対しても・・ですよね。(*^-^)