
先日紹介したこの記事ですが
光明養護(現在の光明学園)時代の保護者からFacebookへの掲載の許諾依頼がありました。
お子さん自体は重度の障害がありますが、お母様がとても勉強熱心で、彼にとって適切な環境を構築したいと卒業後もさまざまな事をされています。
その中で、この一連の記事が気になったようです。
私自身も、今年呼ばれた講演ではこれらの事を話題にさせてもらっています。
さて、その中でこちらに掲載した
シーナ・アイエンガーさんの講演を紹介したいとずっと思っていました。
この講演は16分弱ほど、日本語の字幕がつきますので、ぜひ視聴して欲しいですし、彼女の著書の「選択の科学」は時間のあるときに読んでほしいのですが、この講演で話している4つのポイントについてかいつまんで解説します。
ここでは過剰な選択肢を軽減する4つの方法として4つの事例を紹介しながら、いかに選択しやすくするかを解説しています。
1つめは
目次
カット(Cut) – 無意味な選択肢を取り除くこと
です。
お店などで沢山の商品を陳列して顧客の購買意欲を高めたいと考えているが、実は陳列している数が多すぎると逆に購買意欲が下がるということ。6種類のジャムと24種類のジャムの試食コーナーを用意したところ、24種類のジャムの方が沢山人が来たが、実際に買った人数は6種類のジャムの方だとのこと。
つまり、あまり沢山の選択肢を提供すると人間は決定する事をやめてしまう。
VOCAでのシンボルをイメージしてもらうと、不要なシンボルが沢山あるVOCAがもしあったとすれば、子どもは適当に押してしまうかもしれません。または、シンボルの数に怖じ気づいて押さないかも。
適切な数が必要ですよね。
2つめが
具体化(Concretize) – 現実感を持たせること
海外旅行についての「文字だけ」での情報を提供したのと、具体的な写真を見せたのではどちらの方が行きたいと思うかという質問をします。当然ですが、前者を選択する人は少ないです。
これも、視覚的なシンボルを重要だということを説明されているでしょう。
3つめは
分類(Categorize) – 選択肢を減らしてカテゴリを増やす方が人は対応しやすいこと
ある書店で雑誌のコーナーにある本をカテゴリ化して陳列した方が買いやすくなるとのこと。これも当たり前といえば当たり前ですね。
VOCAのシンボルも1枚の大きな画面に沢山並べるのではなく、ページごとに伝えたい場面を分類した方が分かりやすくなるでしょう。
最後に
難易度に慣れさせること(Condition)
車をオンラインサイトで購入する際に、さまざまなオプションを選択して色や装備品を選択するサイトについて話しています。順番に選んでいくのですが、最初に選ぶ画面で沢山の選択肢を用意すると、人は選択をやめてしまい、適当に選んでしまうとのこと。
最初の画面ではできるだけ選択肢を少なくして選ぶ事に慣れさせ、次第に数を増やした方が良いとのこと。
障害の重い子どもたちの選択活動もそういったスモールステップを意識しないといけないでしょうね。
さて、どうでしょうか?参考になれば幸いです。