目次
はじめに
こちらのシリーズからの続きです。
【改訂版】電子書籍を使ってみよう・作ってみよう その4(Keynote編)
今回は、これの改訂版。
電子書籍を使ってみよう・作ってみよう その5(アプリ編)
今回は電子書籍リーダーです。
前にも書いたように障害のある子どものための電子書籍としてある意味デファクトスタンダードとしては、DAISYがあります。
【改訂版】電子書籍を使ってみよう・作ってみよう その2(DAISY編)
しかし、一般の書籍としては流通していませんのでEPUB形式などいろいろなところが独自の形式で流通させています。
iPad版の標準の電子書籍はApple Booksです。
Apple Books
これはEPUB形式になっていて、ストアから書籍をダウンロードできます。
このApple BooksはPDFファイルも読み込めるようになっています。
iPadOSとの相性もいいので、アクセシビリティ機能で音声読み上げをさせることもできます。
この他に有名な物としてはAmazonのKindleです。
Kindle
Kindleはさまざまな媒体で閲覧できますので、iPadだけでなく、専用のKindle端末やWindowsやMac版のアプリも用意されています。
また、Kindle端末でも音声読み上げ機能が使えますので(一部書籍によっては対応しない場合があります)読み上げさせて聞くのであれば専用マシンの方がすぐれている面があります。
Kindleのデータ形式はEPUBの拡張機能なのですが、独自形式と考えてもらった方がいいでしょうね。
このほかに、著作権が切れた本を無料で公開している青空文庫というのがあります。
青空文庫
パブリックドメインのデータですが、形式はテキスト形式とXHTMLというホームページなどに使われているデータ形式になります。
上記のサイトを見ると使い方が書かれていますが、少し情報が古いですがこちらに閲覧方法が載せられています。
青空文庫のXHTMLやTEXTの読み方
また、電子書籍リーダーでアクセシビリティ機能のVoiceOverなどに対応したアプリリストがあります。
電子書籍アプリ(iTunes App Storeの中でVoiceOverで利用可能なアプリ)
この中で有料ですが、評判がいいのはこちら
i文庫HD
VoiceOverに対応しています。
まずは試したいので、無料版でということならこちら
豊平文庫 Lite
こちらもVoiceOverに対応しています。
この他に、視覚障害のある人ためには、サピエなどもありますが、利用者は限定されますので、利用規程をしっかり読んで使ってくださいね。