今やはり視線入力の話題が熱い、iPhoneのアプリから通学訴訟の話題まで


ここのところ、視線入力のことを多く書いていますので、自分が目を向けているという事あるのでしょうが、どうもそれだけでなく視線入力の話題がいろいろと出てきています。
まずは、iPhoneX対応のアプリでこんなものが出てきたそうです。

上記のちょっと怪しい画像は福島さんが操作している様子をyoutubeあげた画像のスクリーンショット。

iPhoneXシリーズに視線で入力するためのiOSアプリHawkeye Accessを試す181025

私は残念ながらiPhone7なので、どうさせず。iPhoneXを持っている人からのレポートを待っていますが、けっこう使えているとのことです。
こうなると、買い換えたくなりますね。
ただし、今月末にAppleは新型のiPadを出すらしいので

それにアプリが対応するのであれば、iPhoneXではなくてiPadという選択肢もありそうです。
楽しみです。
さて、その他に伊藤さんのブログに視線入力導入をすためのわかりやすい資料が掲載されていました。
講演まとめ「これからはじめる視線入力」 | ポランの広場|福祉情報工学と市民活動
先日の小郡市でのミニワークショップの内容がわかりやすい資料になりました。重要な部分がしっかり押さえられています。当事者家族の川添陽子さんによる力作です!ダウンロード
いいですね。こういったものが出てくることでこれからはじめようという人にはとても助かります。
さて、その伊藤さんのブログや福島さんのブログにも掲載されているのがこの動画。

Nurses experience EyeMoT, eye-gaze input training software

アメリカに住むKAI君のお母様の山口さんが撮影した看護師さんがEYEMOTを操作する様子。
こんなにうれしそうに操作するとうれしくなりますね。
リアクションって大切だなぁ。
実はこんな動画も紹介しています。

ここで使われているのは、こちらのアプリ。
アプリ紹介「げっぷとおならピアノ」
まあ、何てステキな名前でしょう。原題は「Burp and Fart Piano」ですが、翻訳すると「げっぷとおならピアノ」です。起動すると上段は「げっぷ」の音下段は「おなら」の音が出る鍵盤になります。オリジナル音、の他に2種類のアレンジがあ
これのAndroid版をBluestacksというエミュレーションアプリでWindowsで動かし、KAI君が視線で操作している様子。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.MeechWard.RudePiano
(ブラウザ版もあるようです,これならWindowsだけでなくMacのブラウザでも動きました
Burp and Fart Piano - Chrome Web Store
With this app you can now fart and burp your favorite tunes without the risk of having to change your pants or throw up.

BlueStacks: PCとMacでゲームをプレイ、Androidアプリプレイヤー、クラウドゲームプラットフォーム
世界最速、最軽量のAndroidアプリプレイヤー兼クラウドゲームプラットフォーム。WindowsとMacでモバイルゲームをプレイ可能。RPG、ストラテジー、アクションゲームに最適。
と、ここまでは楽しい話題なんですが、次からは少し考えさせられる話題を。
川崎市に住むある男の子の保護者が小学校への入学を断られたということで訴訟をしているニュースが流れています。
http://www.kanaloco.jp/article/359841
この中で保護者の方の意見陳述が掲載されているのですが

私たちはその後、視認でカーソルを動かす「マイ・トビー」という装置を知り、療育センターとも相談して、それを療育の場で使っています。
そこで、川崎市教委や県教委に対して「みなさんはマイ・トビーをご存じですか」と尋ねましたが、どなたもご存じなかったのです。そういったこともご存じない方々がなぜ、「専門的教育」を理由に養護学校「適」と判断することができたのか、私には分かりません。
(保護者の意見陳述より引用)

マイ・トビー自身は製品ですから名前は知らなくてもいいと思いますが、視線入力装置の存在ぐらいは知っていただいてもいいかもしれません。
何しろ、特別支援学校学習指導要領解説には以下のように記載もありますからね。

この件は、その後どうなるのでしょうか。気になるのは

どなたも和希のことを見に来られておりません。

というところと、お子さん本人の希望がどうあるかですよね。
とても考えさせられる記事でした。

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