知り合いから表記のガイドブックを紹介してもらいました。
以下引用です。
県では、平成29年に「福岡県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例」を制定し、障がいのある人への不当な差別的取扱いをなくし、障がいのある人が直面する社会的障壁を除去するために必要かつ合理的な配慮を行うことを全ての県民の皆さんにお願いしています。
事業所の皆さんが、接客や受付などの場面で具体的にどのような配慮をしたらよいのか、主な事例をイラストを用いて分かりやすくコンパクトに解説したガイドブックを作成しました。
このガイドブックは、どなたでも自由にダウンロードして御利用いただけます。従業員研修や、障がいのある人の受入のためのソフト面、ハード面の環境整備の検討に御活用ください。(よろしければ、利用目的や配付部数等を電話やメールでお知らせください。)
とのことです。
ガイドブックには
- 施設利用、情報提供、意思表示の受領編
- 福祉サービスの分野編
- 医療の分野編
- 教育の分野編
- スポーツ、レクリエーション、文化活動の分野編
- 公共交通機関の利用の分野編
- 不動産取引の分野編
- 商品、サービス、役務の提供の分野編
という8つの分野に分かれており、それぞれについて別バージョンとしてルビあり、Word形式という当事者向けのものも用意されています。
もちろん、合理的配慮をしなければいけないのは、当事者ではなく私たち関わる人間ですが、こういった資料がどのように作られているかを当事者が見れるようにすることは大きいですね。
さて、私の関係する教育の分野ですが主に大学や専門学校を対象にした作りになっていました。
「受け入れ環境の整備」「授業・講義」「教材」「試験」の4つについて解説されています。
となれば、「教材」が気になりますね。
ここではこんな事が解説されていました。
3.教材
視覚
肢体
紙媒体を読むことが困難な人や、紙媒体を持つことやめくることが困難な人のため、教材を電子化して配付しましょう。視覚
拡大資料の準備や、教科書の点訳を行いましょう。
図の代わりに模型や触図を用意することも考えられます。聴覚
口頭による説明だけでなく、写真や絵を用いたプリント等、視覚的な教材も活用しましょう。
ビデオ教材には字幕をつけましょう。
まあ、ガイドブックですので、全てのことが網羅されていたら逆に分からなくなってしまいますので、基本的な事にはなりますが、ICTの活用についても少し触れてもらえると嬉しかったなと思いました。
もちろん、授業のところや試験のところではパソコンの使用について触れていただいているのでそれでいいかなとは思います。
こういったものが広がっていくと良いですね。