読字障害の疑似体験素材は根拠のないケンブリッジ大学の研究だそうです。

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私は、研究会ではよく疑似体験をします。
これは、困難がある子供たちをよく理解してもらうためには自分で困難さを実感してもらわないと伝わらないと感じるから。
そのときにこの、「ケンブリッジ大学の研究」という文章を使わせてもらうことがあります。

最初に以下の命題を出します。

次のテキストを声を出して読んでみましょう
見たらすぐに読み始めること
なるべく早口で読んで下さい

その上で、上記の怪しい日本語を表示して読んでもらいます。
もちろん読めないので、突っかかったりしますが、そのときに「早く早く」とか「えっ?」とか言います。
読んでいる人は必死なので、多少イライラされると思います。
意地悪な実験ですね。
でも、じつは読むことが困難な子供たちはこういった経験をしているはず。
そんな思いから使わせてもらっています。
最後にはこれと、正しい日本語の両方をiBooksにいれて、音声読み上げをさせて聞いてもらい
目で読まなくても,耳で聞けば分かるという説明につなげます。
ちなみに、あるときの校長会でこれをやったところ、ある校長先生はそのままでは読まず、補正された日本語で読み切りました。
私の、声かけをまったく無視して。
校長先生って、このくらい神経が太くないとやってられないのかもしれませんね。
さて、このケンブリッジ大学の研究ですが、実は根拠がないと言われているそうです。
詳細はこちらに。

これの最後の所に書かれているのですが

よく知っている短い単語ばかりの文章だから、誤字も瞬間的に補正できる――と、それだけの話であったりする。

ということだったりするそうです。
まあ、それはさておき、疑似体験素材としては結構面白い文章となります。

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