厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」を発表、推計値として障害のある人は人口の7.4%


厚生労働省が表記の資料を公開しました。

資料の調査の時期は平成28年12月1日時点ということですので、実態は1年前ということですが貴重な資料であることは間違いありません。
こういった大規模な調査資料は標本調査で行われますので、推計値ですが統計資料はほぼ実態を表していると思います。(改ざんしなければですが・・・)
さて、この資料に対して朝日新聞はこんな記事を書いています。
障害ある人は936万人 人口の7.4% 厚労省推計:朝日新聞デジタル
 厚生労働省は9日、体や心などに障害がある人の数が約936万6千人との推計を公表した。前回2013年の推計(約787万9千人)より、約149万人増えた。日本の全人口に占める割合も、約6・2%から約7・…
この記事では

厚労省は高齢化の進行に加え、障害への理解が進んで障害認定を受ける人が増えたことも増加要因と分析している。

とあります。
ただし、この資料からはそういった記述は見つけることが出来ませんでしたので、記者会見等での聞き取りかもしれませんね。
ところで、この資料を見ると分かるのですが、ここで記述される障害者というのは936.6万人ですが、手帳の受給者は559.4%万人ですので、59.7%です。
逆に考えると、手帳を受給していないが障害があると考える人は40.3%ですね。

この資料では、手帳が無い人をどうして認定しているか気になったのですが、こう書かれていました。

本人またはその家族等から「眼鏡などを使っても見えにくい」「音や声が聞こえにくい」「歩いたり階段を上り下りすることが難しい」「思い出すことや集中することに困難を伴う」などの回答があった者。

とのことです。
調査票も掲載されていたので、もう少し詳しく書かれています。引用します。

・眼鏡などを使っても、見えにくい。
・音や声が聞こえにくい(聞こえない)。
・歩いたり階段を上り下りすることが 難しい。
・思い出すことや集中することに困難を伴う。
・お風呂に入ったり、衣服を着たりといった身の回りのことを一人でするのが難しい。
・話し言葉を使って、自分の考えや気持ちを伝えたり、相手の話を聞いて理解するのが難しい(例えば、理解したり、理解してもらうこと。)。
・ものを持ち上げたり小さなものをつまんだり、容器のふたを開けたり閉めたりすることが難しい。
・いつも疲れているように感じたり、力が入らなかったり、しびれ、痛みが続いたりする。
・お金の管理や日常の意思決定が、難しい。
・幻覚・妄想、そう・うつ、けいれん、薬物などの依存、その他の精神の障害がある。
・子供の頃から対人関係がうまくいかない、一つのことに強いこだわりがありやめられない、字の読み書きのみ学習に困難があった、気が散ることが多く同じミスを繰り返す、子供の頃急に飛び出すなどの行動があり、現在も衝動性が強い。
・ 外出(通勤、通学、余暇活動、行事)が難しい。
・児童(18歳未満)の場合、発達状況などからみて特別の支援や配慮を必要としている。

後半を見ると、発達障害などの事を読み取るような事項ですね。
この他にも、手帳をどうして受給していないのかとか、発達障害のある人のサービスニーズなど非常に興味深い資料です。

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