いつもお気に入りで読んでいる植松努さんのブログにマイケル・ムーアの世界侵略のススメの紹介がありました。
日本の社会や教育に問題があることがわかりました。
では、世界の社会や教育について学べるような資料などはありますか?おお。それだったら、マイケル・ムーア監督の、
「世界侵略のすすめ」という映画が、とても面白いですよ。
とのこと、さっそく調べてみるとYouTubeに紹介動画があります。
2016年5月27日(金)全国ロードショーとあるから3年前の映画ですね。
幸いAmazonのプライム会員だったので、オンラインで見られました。
世界侵略と書かれていますが、武器を使っての侵略ではなくアメリカから見て海外のすぐれたところをもらってこようという話。
イタリアは8週間もの有給休暇があり、フランスはフレンチがフルコース。フィンランドは宿題がないのに学力は世界一。スロベニアの大学は授業料が無料でドイツの労働時間は36時間でポルトガルは麻薬を試用しても逮捕されない。
ネタバレになっちゃいますが、実は海外のすぐれた物の大元はアメリカ発だというねずみの嫁入りみたいな話。
さて、この映画を見て凄いなと思う反面、そんなに上手いこと行くのかなぁという疑問があります。
だって、ヨーロッパだって不況でけっこう大変な事になっているのでは。
そこでGoogle先生に教えてもらったらこちらのサイトを見つけました。
これを読んでなるほどと思います。
最後の部分の引用です。
インタビューで答えた言葉らしい。
「この映画を見て『なぜイタリアの高い失業率は無視するんだ?』と言われたら、良い部分のみを撮影しに行ったからだと答える。欠点に注目する人がいれば、わたしは逆に良い部分に注目しそのコントラストを見せたいんだ。特にアメリカ人に対して。まあ、世界中の人に対して、とも言えるが。みんな十分に事実は知っているわけだから、その物事がどうやってこんなにひどくなったか、なんていうドキュメンタリーは見に行く必要がないわけだ。それをよくするために何かに刺激を受けて何かを実行する、これが必要なんだ」
彼は、アメリカ人に対してこれを言っているが私たち日本人の方がもっと自己否定しているかもしれません。
日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査)
というのがあります。
この中で日本の若者の国や社会に対する意識の低さが表れています。
どうした物かなと思います。
18歳といえば今目の前にいる大学生たち。
彼らがこれからの社会をどのように作っていくのか、マイケルムーアの映画を観て考えてもらいたいと思いました。