【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第5集


このシリーズも5回目

【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第2集
今日は第2集これに関する過去記事を見たところ、これしか書いてないんですね。なんとあっさりしていることか・・・そんな状態だと、皆さんには知れ渡りませんね。まずは目次から刊行にあたって /金森 克浩支援機器・教材について:iボイスルーラー /苅
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第3集
これは、こちらの続きです。さて、この号のテーマは「学習のユニバーサルデザインにATを活用しよう」ということにしました。ICTやATが特別のものとするのではなく、通常の学級等で使ってもらうためには、自然な形で利用してもらいたいという思いがあっ
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第4集
こちらからの続きです。第4集のテーマはズバリ「合理的配慮を支えるための支援技術」です。これを作ったのが2014年4月、この前の年の2013年「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が作られ、その3年後である2016年に施行されるとい
今回の特集は

視覚支援

です。
自閉症のお子さんの支援に視覚支援が有効だといわれていることは聞いていました。
しかし、ある時、視覚障害の人にも視覚支援という言葉が使われていて、それがまったく別の意味で捉えられている。
凄く興味深い事でした。
ですので、特集の巻頭言ではこんな事を書いています。

特別支援教育の場で最近,「視覚支援」という言葉を聞きくようになってきました。よく聞く場面としては,自閉症のお子さんに対して「言葉だけで提示するのではなく,理解しやすいように視覚的な情報を添える」といわれるものです。
ところが実は,この「視覚支援」というのは,まったく逆の意味として使われることもあるのです。つまりそれは,「視覚的な情報が入りにくいのでその視覚的な情報を別の方法で拡大したり代替することで伝わりやすくする」というアプローチです。これは,主に視覚障害のある人への支援方法として使われる「視覚支援」なのです。
前者は「視覚(で)支援」することであり,後者は「視覚(を)支援」支援するということになります。


こう考えると、視覚支援というテーマで広くいろいろな人から、ATについてお話をいただけるのではないかと考えて、この特集号を作りました。
そしていかのテーマで書いてもらっています。

視覚障害のあるお子さんへの視覚支援
聴覚障害のあるお子さんへの視覚支援
自閉症・発達障害のあるお子さんへの視覚支援
重複障害のあるお子さんへの視覚支援

今回も多彩なメンバーに書いてもらいました。
以下目次

刊行にあたって /金森 克浩
ズームアップ 当事者の声
神山忠さん/ATを活用した自分なりの「読み書き」生活について
特集 〈視覚支援〉で子どもにわかる伝え方
アウトライン
(1) 視覚障害のある子どもにとっての視覚支援 /氏間 和仁
(2) 聴覚障害のある子どもにとっての視覚支援 /新谷 洋介
(3) 自閉症・発達障害のある子どもにとっての視覚支援 /坂井 聡
(4) 重複障害のある子どもにとっての視覚支援 /齊藤 由美子
実践事例編
(1) 事例1 視覚障害のある子ども①
立体コピーを用いた,手で触るパソコン画面 /松島 賢知
(2) 事例2 視覚障害のある子ども②
ICTを活用した視覚支援 /秋 裕基
(3) 事例3 聴覚障害のある子ども①
本校における視覚支援について /中原 武彦
(4) 事例4 聴覚障害のある子ども②
見える校内放送(電子黒板)を活用した授業実践 /杉岡 伸作
(5) 事例5 自閉症・発達障害のある子ども①
視覚支援でコミュニケーション /本田 祐介
(6) 事例6 自閉症・発達障害のある子ども②
自閉症の生徒にわかりやすい動画教材のあり方と実例/岡本 崇
(7) 事例7 重複障害のある子ども①
困難さに寄り添ったスタンダードな支援 /松本 健太郎
(8) 事例8 重複障害のある子ども②
児童・生徒にとってのわかりやすい環境づくりと視機能支援 /椎名 久乃・谷本 式慶
ミニ特集 ICTの活用による学習に困難を抱える子供たちに対応した指導の充実に関する調査研究事業 文部科学省の調査研究より
(1) 特別支援学級での事例 /小川 修史
(2) 通級指導教室での事例 /植木田 潤
(3) 通常学級での事例 /熊谷 恵子
情報コーナー
Webサイト 国立特別支援教育総合研究所「iライブラリー」 /土井 幸輝
タブレットソフトの情報 アプリ情報紹介~実践に役立つアプリ情報を手に入れよう~ /佐野 将大
支援機器・教材の紹介 世界初!フォーマットの決まったメモ帳で筆談コミュニケーション /奥平 綾子
研究会情報 研究会に参加して:「ATACカンファレンス」 /青木 高光
海外情報 CSUN2014への旅 /杉浦 徹
知っておきたいAT用語 いまさら聞けないAT用語をピックアップ /大森 直也
一度は手にしたい本 /赤井 伸充
『マジカルトイボックスの教材&アイデア100連発』(金森克浩編著)
『読めなくても,書けなくても,勉強したい』(井上智・賞子著)
編集後記 /金森 克浩
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-128618-7より引用)

こちらで手に入れられますので、まだの人にご紹介下さい。


それから、著者インタビューってのも作ってもらっています。
https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20141166

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