障害のある子どもたちにとってはICTはとても役に立つと思っています。
それはそうでな子どもたちにとっては何でも無いと感じるものがICTを使うことで乗り越えられる可能性があるからです。
ですが、そんな可能性を秘めている機器も使い方を間違えるととんでもないものになってしまう危険性があるからです。
よくあるのは
ICTが入ってのだから使わなければならない
毎時間使うことを検討する
なんてことが学校だとおこってしまいがちです。
これは高額な機器が入っているにもかかわらず使われないと財政担当から「無駄ではないか」という指摘を気にしなければならない場合おこります。
もちろん計画的に使うことは大切でしょう。
ですが、これって「手段が目的になる」典型の事例だと思います。
本来は子供達の自立であったりコミュニケーション支援のために使われなければならないのにそれがほっておかれる可能性がある。
ですので常に
何でやっているのか?
ということを問い直してもらいたい。
これとは別ですがこんな話をききました。
筋ジストロフィの生徒に手が動くのでビーズを右から左に動かすという活動をさせているという話を聞きました。
多分手が動くし動かせるうちに操作をさせようという意図なのでしょう。
でも、それって余り楽しい活動ではないですよね。
何を目的にしているのか?
本人がそれをやることでどんな楽しさや目的が見出せるのか疑問を感じました。
そんなことならうまくスイッチや機器を使って楽器演奏したり本を読んだりしたほうがいいんじゃないか?
教員がそういった発想を豊かにしてくれなければ子供達の世界はどんどん狭まってくると感じます。
ぜひ、教員自身が多くの情報に触れて学んでいってほしいと思っています。