【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第7集


このシリーズもこれで最終回
以下からの続きです。

【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第2集
今日は第2集これに関する過去記事を見たところ、これしか書いてないんですね。なんとあっさりしていることか・・・そんな状態だと、皆さんには知れ渡りませんね。まずは目次から刊行にあたって /金森 克浩支援機器・教材について:iボイスルーラー /苅
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第3集
これは、こちらの続きです。さて、この号のテーマは「学習のユニバーサルデザインにATを活用しよう」ということにしました。ICTやATが特別のものとするのではなく、通常の学級等で使ってもらうためには、自然な形で利用してもらいたいという思いがあっ
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第4集
こちらからの続きです。第4集のテーマはズバリ「合理的配慮を支えるための支援技術」です。これを作ったのが2014年4月、この前の年の2013年「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が作られ、その3年後である2016年に施行されるとい
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第5集
このシリーズも5回目今回の特集は視覚支援です。自閉症のお子さんの支援に視覚支援が有効だといわれていることは聞いていました。しかし、ある時、視覚障害の人にも視覚支援という言葉が使われていて、それがまったく別の意味で捉えられている。凄く興味深い
【読書ノート】〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー) 第6集
いよいよ第6弾以下からの続きです。この号の特集はAAC再入門~障害の重い子どもへのコミュニケーション支援~としました。ATを考える上でAACの考えというのはとても、重要だと思っています。また、教育の分野における、AEMという考えとあわせいつ
この号のテーマは「ICT活用で知的障害のある子の理解とコミュニケーションを支えよう」
私の専門は肢体不自由教育ですが、肢体不自由や視覚障害などの身体的な障害のある人の支援機器というのは比較的理解してもらえます。
ですが、知的障害のある人のICT活用というのはなかなか理解されず、ともすれば身体を動かせばいいだろうという考えになりがち。
しかし本当にそうでしょうか?
そんな思いを元に、この号を作ってもらいました。
以下目次

刊行にあたって /金森 克浩
ズームアップ 当事者の声
ダダさん・奥平綾子さん:メモ帳が,うちのコミュニケーション・アイテム
特集 ICT活用で知的障害のある子の理解とコミュニケーションを支えよう
アウトライン
(1) 知的障害のある子どものICT活用はなぜ広がらないのか? /坂井 聡
(2) 中重度の知的障害のある人へのICT活用 /佐原 恒一郎
(3) 自閉症のある人へのICT活用 /小川 修史
実践事例編
(1) 事例1 学習支援
iPadやiPod touchを活用した学習支援 /中西 貴洋
(2) 事例2 学習支援
従来の発想(価値観)を超えて /佐原 恒一郎
(3) 事例3 コミュニケーション支援
シンボルとタブレットでコミュニケーション /青木 高光
(4) 事例4 コミュニケーション支援
集団学習の中での「表出の手段」と「話題の共有」を支援するICT活用 /髙原 淳一
(5) 事例5 コミュニケーション支援
伝わる実感から広がるコミュニケーション /新城 理奈
(6) 事例6 自立と社会参加
知的障害のある生徒のデジタルブックの活用 /知念 元喜
(7) 事例7 自立と社会参加
学習と生活を近づけるICT教材の活用 /高野 嘉裕
(8) 事例8 家庭と連携
保護者と創る「思い出遊び」 /安永 啓司
コラム 1ポイントアプリ紹介(その1)・(その2) /金森 克浩
ミニ特集 障害の重い子どもたちの世界を変える!最新機器
(1) アシスティブ・テクノロジー・コンシダレーション /大杉 成喜
(2) AT活用の自己評価マトリクス /長沼 俊夫
(3) SAAPeC /津川 周一
情報コーナー
Webサイト 香川県教育委員会 ICT教材等データベース /藤田 明
支援機器・教材の紹介
① 知的障害のある人の学習ソフト紹介①Jigsaw Box /高松 崇
② 知的障害のある人の学習ソフト紹介②『教材に活用できるアプリとソフトウェア』 /岡部 優子
研究会情報 東海特別支援教育カンファレンス /新井 雅人
活動紹介 ITってむずかしいと,思っていませんか? みんなのはじめの一歩を応援します /高松 崇
海外情報 ATIAカンファレンス2015 /中野 雄司
知っておきたいAT用語 いまさら聞けないAT用語をピックアップ /大森 直也
一度は手にしたい本 /関口 あさか
『視覚シンボルで楽々コミュニケーション』(ドロップレット・プロジェクト編)
『自閉症や知的障害をもつ人とのコミュニケーションのための10のアイデア』(坂井聡著)
編集後記 /金森 克浩

坂井さんに「知的障害のある子どものICT活用はなぜ広がらないのか?」という文章を書いてもらっています。
この特集ではこちらに載せた絵などを使い、いろいろな視点から述べてもらいました。

これを作ったのが2015年12月
差別解消法施行の少し前でした。差別解消法が出たことにより、ICTや支援機器の必要性も高まってきているように思います。
このシリーズはそれのための基礎を作るのに少しは役立ったのではないかと思うのですが、終わってしまったのはとても残念です。
ちなみに、知的障害教育でのICT利用は広がっていないと書きましたが、昨年でたこの本はとても売れているようです。
書籍紹介「知的障害特別支援学校のICTを活用した授業づくり」
実は監修をしている私には発刊のお知らせは届いていないのですが・・・・ということで、全国の知的障害特別支援学校校長会が作った本にないます。今月のこの研修会では紹介ができそうですね。
また、わりと特別支援教育でのICTの記事については身長的だったこの雑誌で
月刊 実践みんなの特別支援教育-学研
発達につまずきのある子どもを支援するための特別支援教育情報誌。主な連載テーマは、応用行動分析、自立活動、教材・教具、視覚認知トレーニング、コミュニケーション指導、SST、キャリア教育、保護者連携、など。
魔法のプロジェクトの連載が始まるなど、世の中が少しずつですが動いているかなと思っています。
ちなみに、第8集で取り上げようとしていた内容は、この本を作ることで実現しました。
出版社以外のサイトには出ているようです「決定版!特別支援教育のためのタブレット活用」
前に紹介したように発売はされていますし、書店にあったという声も聞くのですが、どういうわけか出版社のサイトには載っていません。しかし、ネットで調べるといろいろなところで売られています。というわけで、こちらで買われるといいのかもしれません。
これも、結構売れているみたいです。
さて、このシリーズは終わりましたがまた新しい展開を考えています。
お楽しみに。

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