発達障害はSKE48?


いらすとやより
昨日から特殊教育学会が始まりました。
台風が心配ですが、ここ名古屋にはまだそれほど激しい雨や風は来ていないようです。
さて、昨日は私の企画した自主シンポジウムを開きました。
参加されていた方々は,お会いした方々がチラホラ、どうも前半のシンポジウムを終わってチェックインでホテルに行ってしまった方が多かったようです。
シンポジウム自体はとても盛り上がったのですが、その中で話題提供の梅田さんがタイトルのような話をしました。
梅田さんは特総研時代に発達障害を専門として研究された方ですので、今でもいろいろなところで研修会に呼ばれます。
そんなときに、発達障害という言葉で子どものことを言うのは気をつけた方がいいという事でたとえとしてこんなことをおっしゃるそうです。
NHKの特集にもあるように今はマスコミも沢山の報道をしています。

しかし気をつけなければならないのは3つの典型的な障害である「LD、ADHD、高機能自閉症」だけが発達障害ではないことを話されました。
事実、こちらの文部科学省の資料では
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/002.htm

「LD、ADHD、高機能自閉症等」

とかかれており、その範囲をICD‐10のF80から89とF90から98と記しています。
これはこちらにあるように
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/002/004.htm

80‐F89 心理的発達の障害
F80 会話及び言語の特異的発達障害
F80.0 特異的会話構音障害
F80.1 表出性言語障害
F80.2 受容性言語障害
F80.3 てんかんを伴う後天性失語(症)[ランドウ・クレフナー症候群]
F80.8 その他の会話及び言語の発達障害
F80.9 会話及び言語の発達障害、詳細不明
F81 学習能力の特異的発達障害
F81.0 特異的読字障害
F81.1 特異的書字障害
F81.2 算数能力の特異的障害
F81.3 学習能力の混合性障害
F81.8 その他の学習能力発達障害
F81.9 学習能力発達障害、詳細不明
F82 運動機能の特異的発達障害
F83 混合性特異的発達障害
F84 広汎性発達障害
F84.0 自閉症
F84.1 非定型自閉症
F84.2 レット症候群
F84.3 その他の小児<児童>期崩壊性障害
F84.4 知的障害〈精神遅滞〉と常同運動に関連した過動性障害
F84.5 アスペルガー症候群
F84.8 その他の広汎性発達障害
F84.9 広汎性発達障害、詳細不明
F88 その他の心理的発達障害
F89 詳細不明の心理的発達障害
F90‐F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害

F90 多動性障害
F90.0 活動性及び注意の障害
F90.1 多動性行為障害
F90.8 その他の多動性障害
F90.9 多動性障害、詳細不明
F91 行為障害
F91.0 家庭限局性行為障害
F91.1 非社会化型<グループ化されない>行為障害
F91.2 社会化型<グループ化された>行為障害
F91.3 反抗挑戦性障害
F91.8 その他の行為障害
F91.9 行為障害、詳細不明
F92 行為及び情緒の混合性障害
F92.0 抑うつ性行為障害
F92.8 その他の行為及び情緒の混合性障害
F92.9 行為及び情緒の混合性障害、詳細不明
F93 小児<児童>期に特異的に発症する情緒障害
F93.0 小児<児童>期の分離不安障害
F93.1 小児<児童>期の恐怖症性不安障害
F93.2 小児<児童>期の社交不安障害
F93.3 同胞抗争障害
F93.8 その他の小児<児童>期の情緒障害
F93.9 小児<児童>期の情緒障害、詳細不明
F94 小児<児童>期及び青年期に特異的に発症する社会的機能の障害
F94.0 選択(性)かん<縅>黙
F94.1 小児<児童>期の反応性愛着障害
F94.2 小児<児童>期の脱抑制性愛着障害
F94.8 その他の小児<児童>期の社会的機能の障害
F94.9 小児<児童>期の社会的機能の障害、詳細不明
F95 チック障害
F95.0 一過性チック障害
F95.1 慢性運動性又は音声性チック障害
F95.2 音声性及び多発運動性の両者を含むチック障害[ドゥラトゥーレット症候群]
F95.8 その他のチック障害
F95.9 チック障害、詳細不明
F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害
F98.0 非器質性遺尿(症)
F98.1 非器質性遺糞(症)
F98.2 乳幼児期及び小児<児童>期の哺育障害
F98.3 乳幼児期及び小児<児童>期の異食(症)
F98.4 常同性運動障害
F98.5 吃音症
F98.6 早口<乱雑>言語症
F98.8 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の明示された行動及び情緒の障害
F98.9 小児<児童>期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情緒の障害

これだけ沢山記されています。
ということは、SKE48 っていってもグループのメンバーの一人一人にはそれぞれ名前があり、個性があり、違っているようにグループメンバーの名前だけでは本人のことが分からないように発達障害と言っただけでは、それぞれの困難性は簡単には表せられない。
そういったことをおっしゃっていました。
前記のシンポでは、そういったことについて、これから教員になろうという学生たちが当たり前に知ることができるような教育や、教員になってからの研修について私がここに示したようなネットですでに出ている情報をどうやって上手に手に入れられるか、また、正確な情報と不確かな情報を見分けられるようにするにはどうすればいいかと言ったことを話しました。
シンポをやっていて、思ったのはこの前の大支援研ICT活用プロジェクトでやっていた私の講座みたいなものをやっていけるといいのかなと思っていました。
http://magicaltoybox.org/kinta/2017/08/18/15447

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加