Gigazineより「インターネットやテクノロジーは子どもの脳の発達を阻害しないことが研究で明らかに」

Gigazineの記事です。
インターネットやテクノロジーは子どもの脳の発達を阻害しないことが研究で明らかに

「インターネットやゲームが子どもたちの脳の発達に悪影響を及ぼし、SNSの利用は実社会の人間関係に否定的な影響を与える」

と主張するイギリス・リンカーン大学の脳科学教授に対して、

「科学的な根拠に基づいていない、特異なサンプルだけに焦点を当てた主張で、子どもを持つ親たちに誤解を与えている」

として、ロンドン大学とオックスフォード大学の脳科学者たちによる共同研究チームの反論です。
イギリス・リンカーン大学の脳科学教授は

「オンライン上で間接的に他者と会話することは自閉症を引き起こしたり、ゲームに没頭することで攻撃的になる」

との主張も。
これに対して

「Greenfield氏の言う『悪影響』は自閉症を患っている人々への非難になりかねない上に科学的な根拠がなく、デジタルテクノロジーの有効性を見失うことになる」

としています。
新しい技術に対して疑問に思うことはとても大切なことです。
ただし,その際の根拠となる事項については慎重になるべきでしょう。
つまり,どれが原因でどれが結果となるか。
因果関係はとても難しいですからね。
この記事の最後の部分に

「インターネットやテクノロジーが子どもの知的能力を低下させているのではなく、運動や野外での遊びなどに費やす時間が減っていることで脳が悪影響を受けている」と科学者たちは述べています。例えば室内のテレビゲームでよく遊ぶ子どもたちは、身体的能力が低下して糖尿病や肥満のリスクが高まっていたり、学校での集中力が下がったりするなどの傾向が見られるとのこと。そのため、科学者たちは「インターネットとデジタルテクノロジーを利用することで子どもたちが認知能力や社会的な利益を得られることを理解して、バランスを取りつつテクノロジーを利用するべき」

と書かれています。
確かに,スマホやタブレットが出てきたことで,これまでやっていたことをやらなくなっているのも事実かも知れません。
私の,高校生の時代は,通学でやることといえば本を読むことぐらいでした。
というか,携帯も無かった時代ですから,楽しみなんてそのぐらい。
高校生の時には結構たくさん本を読んでいたような気がします。
でも,今の高校生はその多くの時間をスマホをいじっているでしょう。
その功罪については,いろいろとあるような気がします。
ただし,だからといってすべてを否定するのではなく,使い分けていかなければ今の時代で携帯やスマホをすべてなくそうなんてことにはならないと思います。

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