私が講演等で依頼を受けているときに必ず紹介するビデオがあります。
これは、国立特別支援教育総合研究所に勤めていたときに知的障害教育コースで研修を受けていた先生方が研修の成果として作られたものです。
その出来が素晴らしかったので、彼らに許可をもらって各地で使わせてもらいました。
その上映回数は100回以上だったと思います。
内容は、自分の表情を理解することが難しい生徒に最初に鏡を用意するのですが、鏡では表情が変化してしまうために、確認しにくいのでタブレット端末で写真を撮ってそれを見ることで理解した指導事例が元になっています。
大型ディスプレイに表示させれば他の生徒たちと画面を共有することもできます。
この動画を見せた後に次の問を投げかけます。
特別支援教育のICT活用における好事例とは?
これに対して
- 障害や学習の困難を補うための支援として使われているか?
- 学習内容の理解を促進するための支援として使われているか?
- ICT機器の特長が生かされているか?
ということがポイントとなるのですが、逆に考えると
障害による困難さが配慮されていなかったり、ただ単に便利そうだから使っていたり、別の物で代替できるのに無理に使っているケースがあります。
今回紹介する動画では、そういった事に対する答えを示す事例だと思っています。
以下がその動画になります。
今回、この動画を公開して欲しいという要望があり出演者および作者の皆さんの了解を得ましたので、紹介することになりました。
学校等での研修で活用してもらえれば幸いです。