Webメディア「HERO X」より「「HERO Xに、人を変える力はありますか?」 “ROCKET”の精鋭2人が編集長に逆取材!【異才発掘プロジェクトROCKET】」


Webメディア「HERO X」というのがあります。
オリィ研究所の視線入力の車いす取材など

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HERO X
世界で一番、ボーダレスなメディア
そこの編集長である杉原さんという方を何回か紹介したことのある異才発掘プロジェクトROCKETに参加していた二人の高校生がテレビ会議システムを使ってのインタビュー記事が紹介されていました。
「HERO Xに、人を変える力はありますか?」 “ROCKET”の精鋭2人が編集長に逆取材!【異才発掘プロジェクトROCKET】Vol.4 前編
異才発掘プロジェクト“ROCKET”。現状の教育や環境に馴染めない、あるいは、物足りなさを感じている「ユニーク」な子たちを支援する取り組みだ。彼らの中には、何かしらの突出した能力を持つ子が少なくない。今回はそんな彼らに「HERO X 編集長の杉原行里とインタビューをしてみないか」と提案してみた。果たして、どのような結果...
「HERO Xに、人を変える力はありますか?」 “ROCKET”の精鋭2人が編集長に逆取材!【異才発掘プロジェクトROCKET】Vol.4 後編
インタビューをしてくれたのはROCKETプロジェクトの一期生、大阪市在住・山下泰斗くん(以下、山下くん)と、ベトナム在住・野中宏太郎(以下、野中くん)の2人。前半では山下くんお手製のロボットが登場、塗装談義に花が咲いたが、そこから派生し、「持てる能力を他のことにどう活かそうかと試行錯誤していた」と話す編集長。その後に2...
非常に興味深い内容なので、ぜひ前編、後編とも読んでもらいたいのですがこの中で杉原さんにホーチミンに住む野中さんが鋭い質問をしています。
それは、選択はとても大切だと言っても現状、障害を持っている人は前世で悪いことをしたからとその存在を否定されたり、自由な選択ができていない人もいるがどう考えればいいかというようなことを聞いています。
それに対して杉原さんが以下のように答えています。

確かにそう言った風潮は現実的に辛いと思います。でも厳しい言い方を敢えてすれば、何かを必要としているのならば、誰かから与えられる何かを待つのではなく、自らそれを手に入れる努力をするということは、人間誰しも同じだと思う。今後は、国レベルではなく、地球単位でその選択を出来る人が増える世の中に、みんなの意識で変えていかなくてはいけないのかな。
「HERO Xに、人を変える力はありますか?」 “ROCKET”の精鋭2人が編集長に逆取材!【異才発掘プロジェクトROCKET】Vol.4 後編 より

非常に示唆に富むお答えです。
支援技術やICTの話をしていても、そんな難しいことはできない、というようなことを言う人は少なからずいます。
しかし、それって「やらないため」のいいわけを言っているに過ぎないのではないかと思うことが多々あります。
また、分からないからと解決を他人任せにしてしまう。
その人が自分でどれだけ解決に向けて進んでるのでしょうか?
そんなことを聞くことと悲しい気持ちになることがあります。
「私はここまでやってみた。でもこれが上手くいかないので教えて欲しい」
ということなら、協力ができるのだけど、そこまで進んでいないように思う人にはお手伝いしにくいです。
バリアは確かに社会の中にあるが、それが解決されなければ社会に出ないのではなく、社会を解決すべく社会に出て行く。そんなことが大切ではないかと思います。

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