本当にコミュニケーションに障害があるのは誰だろう


ドロップスより)
先日は、坂井さんにお誘いを受けて2日間の以下の研修会に参加しました。

定員70名という講習会でしたが、100名近くの参加者がありました。
研修の講義としてお話を聞いたり、研究協力者として、いろいろとお話を伺うことはありましたが、それらは主にATやICTが主でしたが、今回のメインは

「コミュニケーション」


コミュニケーションをメインとして、みっちりと坂井さんのお話を2日間聞いたのは、とても収穫でした。
その中でも、私が印象に残ったお話は

障害のある人が、一生懸命伝えているのに、健常者と言われるあなたたちが分からない方が問題でしょ、それを理解するようにしなくては


というようなお話をされたことです。
つまり、問題行動と呼ばれるようなことや、ノンバーバルな表現など、様々な表現があって、実は障害があると言われる人たちは発信をしている。
それを理解できずにいるというのは、実は周りの人の方が、障害者かもしれない。

ICFでいう、環境因子ですね。

実は、私たちの中に障害がある。

だとすれば、どうすればいいのか。

坂井さんはとても具体的に説明をされていて、参加している人たちは感銘を受けているのがよく伝わります。

それでも、聞きたいことがある人が沢山、坂井さんのところに来て質問していました。
その質問に答えている様子を見ると、豊かな経験からどういったことをすればいいのか、答えられるのだなと感心しました。
話の中に何回か出てきた

・視覚的に
・具体的に
・肯定的に

という、奥平さんがいつも話されるお話もあり、大切なことは変わらないと感じました。

改めて、坂井さんの本を読み返したくなりました。
https://www.sakalab-aac.com/%E6%95%99%E6%9D%90-%E5%87%BA%E7%89%88/

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