以前書いたこの記事,facebookに紹介したら思いのほか反響がありました。
ICT活用を阻むもの
ここではイノベーター理論について書いたのですが,その後にこれに関係する理論としてキャズム理論のご紹介をしました。
学校にタブレットPCを導入するには
どちらにせよ正規分布で16%を越えるアーリーマジョリティーに到達しないと,なかなか普及が進まない。
現在の学校ではほぼ全ての先生が事務仕事でコンピュータを使っています。
授業場面でコンピュータを使っているかということになると文科省のこの調査では
学校における教育の情報化の実態等に関する調査-平成26年度結果概要【速報値】

Bが授業でICTを活用して指導できるかと質問ですが,71.4%は「わりにできる」「ややできる」となっています。
レイトマジョリティーまで行っているということでしょうね。
では,障害に応じた指導ができているのでしょうか?
これについては,私の所属している国立特別支援教育総合研究所が行った以下の研究があります。
特別支援学校(肢体不自由)のAT・ICT活用の促進に関する研究-小・中学校等への支援を目指して-
この中で,静岡中央特別支援学校への以下のアンケート調査をしています。
「教員の AT・ICT 活用に関する調査」
細かい項目については,いろいろとあるのですが,
自己評価で最も平均点が高かったのは「A-2:学習や生活支援に適切な補助用具や教材資料を
集めるため、インターネットやDVD等を活用する」(3.13点)であり、最も低かったのは「C-
4:個に応じたATデバイスを使用させることで、コンピュータ等を使いやすくする」(1.84点)
(70ページ)
となっています。
前記の調査と違うので,自己評価が高いとしている人の割合が分かりませんが,A-2ならレイトマジョリティーでしょうしC-4ならアーリーアダプターを越えていないように思います。
もちろん,研究協力機関ですから,全国の状況とは違いがあるといえるでしょう。
私が思うのは,上記のICT活用を阻むものにも書いた基本の考え方を知るということが大切なのではと思います。
知識や情報はいつも変わってきます。でも,そうなったとしても大切な事を押さえていればそれに応じて情報を集めていくのではないかなと思っています。
さて,今日から特殊教育学会。
たくさんの方と特別支援教育や支援技術について議論できればと思います。
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