iPhoneやiPadなどのiOS端末,iDiviceは魅力的な支援機器だと思っています。
これまでのパソコンに比べて,
・電源を入れればすぐに動き出すこと
・魅力的なソフトが安価に大量に手に入れられること
・タッチスクリーンで操作が直感的で分かりやすいこと
これらは,特別支援学校で爆発的にヒットした秘密だと思っています。
ですが,それとともに置き去りにされている人がいることも事実です。
こちらをご覧下さい。
iPad (2012) vs. RCA Studio II (1981) head control
2012年のiPadと1981のRCA Studio IIというビデオゲームのヘッドコントローラーはまったく同じ事をしていると指摘しています。
そうなんです,このサイトには様々なPCの入力方法を紹介しているのですが,それらの最新の入力機器をiPadは受け付けておらず,30年前のヘッドコントローラでしか「指で操作することが難しい人」の入力を受け付けてくれないんです。
実際には,サードパーティーから下記の製品などがあります。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=KSJVaot5ICU&w=560&h=315]
これは,VoiceOverを利用することによって,画面上のアイコンをスキャンしたりといった操作が可能になりますが,ソフト側が対応していないと十分な操作ができないこと,画面上の特定の場所をポインティングすることはできないために,先に紹介した様なヘッドポインターのような機器を操作する方が,汎用性が高くなってしまいます。
しかし,時代は進化し,マウスの操作を視線で入力したり,額に付けたシールで操作できるといった高度な機器が沢山出ています。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=rGyDTKxkJgs&w=560&h=315]
Tpbii
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=1xYhn0hy4XI&w=420&h=315]
TrackerPro
Tobiiはちょっと高度になりますが,TrackerProなどはマウス互換の入力機器ですので,マウスの操作を受け付けてくれればぐっと利用できる人が広がります。
実は,iOSの「脱獄」という特殊なことをするとマウスでの入力を受け付けてくれるそうです。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=CSN4Zm4wlAs&w=420&h=315]
この「脱獄」Appleは公式には認めていないですが,ここで実験された機能が標準の機能に採用された例もあるそうです。
その意味では,このマウスの操作を受け付けてくれる機能が採用されてくれれば,多くの肢体不自由のある人にとって恩恵があると思うのです。
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実際には,日本でもマウススティックで操作する方がいらっしゃいます。
こちらとか
ふざわたかしホームページ
こちらとか
iPhone用マウススティック完成!
マウススティックの方がいいという方もいらっしゃると思います。ですが,可能性は広げて欲しいですね。
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