文部科学省が12月27日に表記の資料を公表しました。

この資料は、こちらの検討会で協議されてきた内容をまとめたもののようです。

第4回の検討会議が12月18日に行われたようですので、それで最終的なまとめとなったようです。
前回紹介したこの資料

慶應義塾大学の中野さんが書かれた資料も参考資料として扱われていますね。
また、私たちにとって関心が高い
(特別な配慮を必要とする児童生徒等の学習上の困難の低減)については
○ 特別な配慮を必要とする児童生徒等については,文字の拡大や音声読み上げ等の機能により,教科書の内容へのアクセスが容易となり,効果的に学習を行うことができる場合には,教育課程の全部においても,紙の教科書に代えて学習者用デジタル教科書を使用できることとなる。
○ 学習者用デジタル教科書の活用を検討する際には,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の趣旨等も踏まえ,特別な配慮を必要とする児童生徒等のニーズを適切に把握し,対応に努めることが重要である。
(ク) 教科書の内容へのアクセスを容易にする
① 学習者用デジタル教科書を学習者用コンピュータで使用することにより,文字の拡大,色やフォントの変更等により画面が見やすくなることで,一人一人の状況に応じて,教科書の内容を理解しやすくする。
② 学習者用デジタル教科書を学習者用コンピュータで使用することにより,音声読み上げ機能等を活用することで,教科書の内容を認識・理解しやすくする。
③ 学習者用デジタル教科書を学習者用コンピュータで使用することにより,漢字にルビを振ることで,漢字が読めないことによるつまずきを避け,児童生徒の学習意欲を支える。
④ 学習者用デジタル教科書を学習者用コンピュータで使用することにより,教科書の紙面をそのまま拡大させたり,ページ番号の入力等により目的のページを容易に表示させたりすることで,教科書のどのページを見るか児童生徒が混乱しないようにす る。
⑤ 学習者用デジタル教科書を学習者用コンピュータで使用することにより,文字の拡大やページ送り,書き込み等を児童生徒が自ら容易に行う。
とあります。また
特別な配慮を必要とする児童生徒等が使用する際の留意点
については、以下のように書かれています。
(4)特別な配慮を必要とする児童生徒等が使用する際の留意点
① 特別な配慮を必要とする児童生徒等については,一人一人の障害等の状態や学習ニーズによって,拡大や音声読み上げの機能等の必要性や使用方法に違いがあることから,学習者用デジタル教科書及び学習者用コンピュータ等の機能等や使用方法が児童生徒にとって適切なものか確認しつつ使用すること。
② 学習者用デジタル教科書のみによって,様々な特別な配慮を必要とする児童生徒等の全ての学習ニーズを満たすことは難しい場合も想定されるため,引き続き,音声教材や PDF 版拡大図書等の教科用特定図書等の活用も検討すること。
③ 学習者用デジタル教科書等の使用に当たっては,周囲の児童生徒への理解啓発を図るなど,特別な配慮を必要とする児童生徒等が学習者用コンピュータ等を教室で使用しやすい環境を整えるよう努めること。
④ 特別な配慮を必要とする児童生徒等については,その学習上の困難の程度を低減させる必要がある場合には,教育課程の全部においても,紙の教科書に代えて学習者用デジタル教科書を使用できることから,その学習上の効果や健康面の影響を適切に把握するよう特に努めること。
中野さんが書かれたアクセシビリティという文言はないですが「アクセスを容易にする」というような表現ですね。
無償とはなりませんので、各地方自治体ごとにそれ相当の検討が必要になると思いますが、より効果の高いところから、広がっていくと思います。特に、支援を必要とする子どもたちには効果が高いですから、ぜひ利用を検討してもらいたいところです。