文部科学省「小・中学校学習指導要領Q&A(平成30年2月13日時点)」


文部科学省が小・中学校学習指導要領Q&A(平成30年2月13日時点)を出しました。

急ぎ、「障害」というキーワードで探したところ、以下の3項目が見つかりました。

(中学校)
問8 実技を伴う教科である保健体育科における障害のある生徒などに対する指導方法の工夫について教えてください。

(中学校)
問9 体力や技能の程度,性別や障害の有無にかかわらず,運動の多様な楽しみ方を共有できるようにするためにはどのようなことに留意することが大切ですか。

(小・中学校)
問 9 発達障害等のある児童生徒や海外から帰国した児童生徒,外国人の児童生徒等に対してどのような配慮が必要でしょうか。

上の2つが中学校の保健体育、下の1つが小中共通の道徳科についてです。
長文ですが、引用します。

(中学校)
問8 実技を伴う教科である保健体育科における障害のある生徒などに対する指導方法の工夫について教えてください。
(答)
特に,保健体育科においては,実技を伴うことから,全ての生徒に対する健康・安全の確保に細心の配慮が必要です。そのため,生徒の障害に起因する困難さに応じて,複数教員による指導や個別指導を行うなどの配慮をすることが大切です。また,個々の生徒の困難さに応じた指導内容や指導方法については,学校や地域の実態 に応じて適切に設定することが大切です。
指導に当たっては,生徒の障害の種類と程度を家庭,専門医等と連絡を密にしながら的確に把握し,生徒の健康・安全の確保に十分留意するとともに,個別の課題設定をして生活上の困難を克服するために学習に配慮したり,教材,練習やゲーム及び試合や発表の仕方等を検討し,障害の有無にかかわらず,参加可能な学習の機会を設けたりするなどの生徒の実態に応じたきめ細やかな指導に配慮することが大切です。また,「保健」においても,新たにストレスへの対処や心肺蘇(そ)生法などの技能の内容が示されたことから,それらの実技指導については運動に関する領域の指導と同様の配慮をすることが大切です。
具体的な配慮の例については解説を参照してください。
(参考)中学校学習指導要領解説(保健体育編)第3章

(中学校)
問9 体力や技能の程度,性別や障害の有無にかかわらず,運動の多様な楽しみ方を共有できるようにするためにはどのようなことに留意することが大切ですか。
(答)
体力や技能の程度及び性別の違い等にかかわらず,仲間とともに学ぶ体験は,生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現に向けた重要な学習の機会であることから,原則として男女共習で学習を行うことが求められます。その際,心身ともに発達が著しい時期であることを踏まえ,運動種目によってはペアやグループの編成時に配慮したり,健康・安全に関する指導の充実を図ったりするなど,指導方法の工夫を図ることが大切です。また,障害の有無等にかかわらず,仲間とともに学ぶ体験は,生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現とともに,スポーツを通した共生社会の実現につながる重要な学習の機会であることから,中学校学習指導要領解説(保健体育編)第3章の1の1 (3)に示された内容等を参考に,指導の充実を図ることが大切です。
これらの指導に際しては,内容として,(1)知識及び技能,(2)思考力,判断力,表現力等,(3)学びに向かう力,人間性等を示していることから,仲間とともに楽しむための 活動の方法や修正の仕方を見付けたり,違いに配慮して状況に応じた行動をしたりしようとするなど,「思考力,判断力,表現力等」及び「学びに向かう力,人間性等」の内容との関連を図ることが大切です。例えば,練習やゲーム,競技会や発表会などの 場面において,一人一人の違いを大切にしようとしたり,参加する仲間の状況に応じて楽しむ方法を学んだりするなど,指導方法の工夫を図ることが大切です。
なお,小学校段階においては,解説の各運動領域について説明している箇所にお いて,運動が苦手な児童及び運動に意欲的でない児童への配慮の例が示されているので,そちらも参照されたい。
(参考)中学校学習指導要領解説(保健体育編)第3章

(小・中学校)
問 9 発達障害等のある児童生徒や海外から帰国した児童生徒,外国人の児童生徒等に対してどのような配慮が必要でしょうか。
(答)
発達障害等のある児童生徒や海外から帰国した児童生徒,外国人の児童生徒等 に対する指導や評価を行う上では,それぞれの学習の過程で考えられる「困難さの状態」をしっかりと把握した上で必要な配慮が求められます。
学習過程において想定される困難さとそれに対する指導上の工夫が必要であり,評価を行うに当たっても,困難さの状況ごとの配慮を踏まえ,指導生徒が多面的・多角的な見方へと発展させていたり道徳的価値を自分のこととして捉えていたりしているかといったことを丁寧に見取り,一人一人の児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止めて認め,励ます個人内評価として行います。
(参考)小・中学校学習指導要領解説(特別の教科 道徳編)第5章第2節

とりあえずはご報告まで。

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