文部科学省「教育の情報化加速化プラン~ICTを活用した「次世代の学校・地域」の創生~」

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文部科学省が、表記のプランを公開しました。

ここには以下のように書かれています。

近年のグローバル化や急速な情報化の進展により、子供たちを取り巻く環境が大きく変化しており、子供たち一人一人が自らの可能性を最大限に発揮するためには、主体的に考え、他者と協働しながら新たな価値の創造に挑むとともに、新たな問題の発見・解決に取り組むことが求められています。
また、日常生活における営みを、ICTを通じて行うことが当たり前になっている現代社会において、子供たちにはICTを受け身で捉えるのではなく、手段として積極的に活用していくことが求められています。
そこで、「次世代の学校・地域」を創生し、教育の強靱(じん)化を必ず実現するためにも、ICTを効果的に活用した、新たな「学び」やそれを実現していくための「学びの場」を形成していきます。
文部科学省では平成28年7月28日にとりまとめられた「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」における議論をもとに、「教育の情報化加速化プラン」を策定いたしました。

さて、私たちが関係する、特別支援教育の項目については、資料の中にこう書かれています。
「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」最終まとめ (PDF:2563KB)の24ページより

(特別支援教育でのICTの活用の促進)
○ 障害のある幼児児童生徒に対して,一人一人の障害の状態や特性,発達の段階等を踏まえ,個々の教育的ニーズに即した適切なICT機器を活用することは,各教科等の指導の効果を高めることができる点で有用である。
また,障害のある幼児児童生徒が,学習上又は生活上の様々な状況に応じて,各種のICT機器を活用できるようになることは,将来の自立や社会参画に向けた主体的な取組を支援するという視点からも重要である。
○ 文部科学省においては,障害のある幼児児童生徒がより使用しやすい教材や支援機器の研究開発に関する支援を行うとともに,その効果を発信し,活用を今後一層促進していくことが重要である。
○ 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が構築している「特別支援教育教材ポータルサイト」
(障害の状態や特性等に応じた教材・支援機器等を活用した様々な取組みの情報等を掲載したデータベース)の充実及び普及について,引き続き取り組むことが必要である。また,同研究所が各都道府県における指導者を対象に実施する「特別支援教育におけるICT活用に関わる指導者研究協議会」を活用し,教員の教育支援機器等の活用に関する専門的知識を深め,各地域における指導・支援の充実を図ることも重要である。
○ さらに,平成28年4月に施行された障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)の施行により,各学校等においては,障害のある児童生徒及び保護者の希望や障害の状態等を踏まえ,授業や試験等におけるICT機器の適切な活用に,より一層配慮することが求められる。

研究開発を支援するとありますので、今行われているこの事業のことを指していると思います。

また、特総研の役割についても書かれています。具体としてのポータルサイトのことが述べられていました。
home | 特別支援教育教材ポータルサイト
最後には、差別解消法に関係しての授業等におけるICT機器の活用についても述べています。
新たなことでは無いですが、今あることをより発展させる方向で、特別支援学校だけで無く、通常学級等での活用についても進められていけるといいと思います。
本日は、上記ポータルサイトに関係する機器の展示会で神奈川県立総合教育センターにお伺いする予定です。
http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/Snavi/kensyuSnavi/28kouzaannnai/kensan/80013.html

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