魔法のプロジェクトで紹介されていた書籍「黙って観るコミュニケーション」が発売

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先日の魔法のプロジェクトで中邑さんが紹介していた本です。
残念ながら,間に合わなかったようで,チラシしかいただけなかったのですがatacLabにでましたね。(まだサイトはこころリソースブック出版会を使われていますが)

(2016/05/10アドレス修正)
以下引用

重度・重複障害の子ども達とのコミュニケーションのポイント
コミュニケーションの糸口のつかめない、重度・重複障害のある子ども達との関わりを見直してみませんか?
■武長 龍樹・巖淵 守・中邑 賢龍 編著 (A5判・123頁) 1,404円(税込)

また,以下は目次

Chapter 1
分かった気でコミュニケーション続けていいの?
-科学的視点から重度・重複障害のある子ども達を観てみる大切さ-
-1 コミュニケーションの課題
-2 観て聞いて理解する -科学的観察の仕方-
(1)黙って観る(観察)
(2)聞いてみる(調査)
(3)試してみる(実験)
-3 比べてみる -実験的観察の仕方-
(1)教育・福祉現場でよくみられる観察
(2)事前のベースラインと比べる観察(ABデザイン)
(3)事前と事後にベースラインを比べる観察(ABAデザイン)
(4)比べるときのポイント
-4 他の人と一緒に観ることの大切さ -客観性と信頼性-
Chapter 2
話しかけるだけでは分からない
-子どもの反応を理解するためのコミュニケーション技術-
-1 子どもが環境の変化に気づきやすくなるテクニック
(1)環境調整 - 子どもにとってのノイズを減らす-
-2 子どもの反応を分かりやすくするテクニック
(1)子どもの反応を観察する大人にとってのシグナルとノイズ
(2)教育的介入による反応の強化
(3)観察のフレームをかける
-3 子どもの反応を分かりやすくするテクノロジー
(1)カメラで微細な反応を増幅・可視化する技術(OAK)
(2)おもちゃ遊び  -子どもの因果関係理解を促進するシステム-
Chapter 3
事例から重度・重複障害の
子どものコミュニケーションを理解する
-1 働きかけるが全く反応がないように見える子ども(Type A)
の定位・探索反応をとらえる
(1)周囲の変化に気づいていますか(定位反応)
(2)子どもにとってのノイズを減らす
(3)刺激に気づきそれを追いかけていますか(探索反応)
(4)子どもの反応を増幅して探索反応をとらえる
-2 自発的反応があるが意味が分からない子ども(Type B)
の随意・不随意運動の違いに気づく
(1)子どもの動きをシグナルとノイズに分けよう
(2)ノイズになる自己刺激行動を止め、定位反応を確認しよう
(3)環境を調整して子どもにとってのノイズを減らして探索反応を
確認しよう
(4)ベースラインを設けて子どもの受容反応を確認する
(5)ボディ・イメージの形成から因果関係理解の基礎をつくる
-3 働きかけると反応があるが意味が分からない子ども(Type C)
の発信行動の意味を探る -飲み物を選ぶという活動から考える-
(1)ことばが理解できていますか?
(2)試してみよう -飲んでいる様子を観察する-
(3)今日からできる飲み物課題の具体的手続き
(4)長い目で比べて観ることの大切さ
(5)テクノロジーで子どもの反応を増幅しよう
Chapter 4
医療的ケアの基礎知識
-1 睡眠とバイタルサインの関係
(1)寝ているの -起きているの-
(2)睡眠とバイタルサインの変化
-2 呼吸と吸引
(1)呼吸器をつけている子どもにさわってもいいの?
(2)痰の吸引
-3 栄養補給について
(1)経管栄養ってなあに?
(2)経鼻経管栄養のメリットと注意点
(3)胃瘻のメリットと注意点
-4 筋緊張と痙攣(けいれん)
(1)筋緊張とどう付き合う?
(2)筋緊張の治療法
-5 コミュニケーションと医療的ケアの基礎知識

これかぁ,と思い出すのは昨年の3月にCSUNカンファレンスに行ったときに中邑さんと話す機会があって重度重複の子どもの教育についてお話ししたこと。
最近は発達障害のある子どもの支援でさまざまな活動をされている中邑さんですが,元々は肢体不自由のある人のコミュニケーション支援でAACについて研究をされていた方なのでその部分で気になることがおありだったのだと思います。
まだ,本を手に取っていないのですがタイトルだけ見ても支援機器の紹介ではないですね。
それを導入する前の支援者の心構えや知って欲しいことが書かれています。
特に興味深いのは「Chapter 4 医療的ケアの基礎知識」
ある意味,医療については厳しい発言をする中邑さんですが障がいの重いお子さんを理解するためには医療的な知識を知って欲しいということがあるのでしょう。
これはぜひ読んでみたいですね。

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