CSUN2011旅行記その5

今回CSUNの目的は2つ。アシスティブ・テクノロジーに関しての最新情報を得ることと,デジタル教科書関連の情報を得ること。
まずは前記の事項について。
前にも書きましたように支援機器の展示については幾つもの会社がありますが,やはり目立っているのはiPadやiPhone用のソフトやハードです。
今はアンドロイドも出てきているし,アンドロイドを発売する会社も多くUSBの周辺機器も様々つながる可能性があるので,アンドロイドのものがあるのかと思ったのですが,圧倒的にiPadやiPhoneのソフトが出ています。
一緒に行っている人と話していた結論としては,やはりAppleはソフトとハードをトータルで発売していることのメリットが大きいのではないかという事。
Windowsもそうですが,アンドロイドではハードとソフトの相性があるので,障害者用のソフトや機器の利用では,動作の安定性の不安がある。
その点iPad用に作れば他のハードでの動作確認をする必要がない。
使い勝手もそうですが,設定面でのメリットも大きい。
将来的には,価格面でアンドロイドが取って代わることも十分に考えられますが,現状ではAppleの一人勝ちといった感じです。
さて,参加したセッションで面白かったのは,Proloquo2Goを出している会社などiPad用のソフトを出している3つの会社でのセッションで,これらのソフトはTornadoというスイッチインターフェースに対応しますよというセッションでした。
Sany0017_s
<iPadにつなげて操作している様子>
Sany0019_s
<拡大画面,液晶が付いています。>
iPadの問題点と言えばスイッチ操作ができないこと。先日お知らせしたiPad版のトーキングエイドは日本で初のスイッチインターフェースとして,とても注目しているのですが,やはりアメリカでもそれが課題だった様子。
ちなみにトーキングエイドのスイッチインターフェースのコードはBluetoothでつなげ,スペースキーとリターンキーを送る仕様。
つまり,ソフト側がキーボードのコードを受けるとスキャンする仕組みになっているようなのですが,上記の3つの会社が対応するTornadoはちょっと違う。
これは,iPadやiPhoneなどが標準で持っているVoiceOverの機能に対応するスイッチインターフェースでした。
VoiceOverはタップで項目を選択,ダブルタップで選択項目を使用という機能ですが,Tornadoはそれを外部スイッチで行えます。
また,当然ですが,選択項目を切り替えるのにステップスキャンやオートスキャンも可能でした。
この他,画面のタップでは問題になる,ホームボタンの操作もできるので,iPadの標準の機能をこれで操作することが可能となります。
このTornadoは上記のトーキングエイドのスイッチインターフェースとは違って,ドックコネクターにつなげる使用でした。
操作には,液晶のモニターがついており,スキャンの方向もその液晶の画面で確認しながら上下左右やホームボタン操作などを選択することも出来ていました。
発売が待たれるところですが,セッションでの話では夏頃発売で価格は未定とのこと。
これが出れば,今もすでにBluetoothの点字キーボードは(英語だけですが)つなげることが出来ますので,肢体不自由,視覚障害の方でも十分にiPadが利用の可能性があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブログの記事に興味を持っていただいた方,応援をしていただける方は

1日1回こちらをクリックしていただけませんか?→→にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
【日本ブログ村】のランキングにつながり,投票されます。
フィードバックは次の日記の意欲につながるので

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加