以前紹介したようにいろいろなメーカーが支援機器の開発や発売,販売をやめていてパナソニック傘下のファンコムさんも解散となっていました。
しかし,コレクトスペースの記事によるとユーザーからの声でレッツチャットの開発は続くことになったようです。
支援機器の販売については,現在の提供体制ではメーカーや流通業者がサポートを全面的にやっていて,収益を大きく圧迫している状況があります。
利用者との中間に位置するサポーターになる人を育て,の人たちにしっかりとした仕事を提供しようとe-AT利用促進協会は「福祉情報技術コーディネーター」という資格を作りましたが,なかなかそれで仕事が出来る状況ではありません。
日本の中ではサポートにはお金を出さないという状況があります。たしかに,障害者自身が高額のお金を出せる余裕はないでしょうし,社会資源なり,公的資金なりがしっかり提供される必要がありそうです。
介護の問題など,日本での福祉の仕事はいろいろと解決していかないとならない問題もありますが,障害者のコミュニケーションを支援するということの意味の重要性を多くの人が理解してもらうことがなければ,なかなか環境整備はできないように思います。