
文部科学省による高等学校の新学習指導要領解説が出されました。
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その中でICTの活用と関係するかなということ少しだけかいつまんで。
総則編の156ページからはこんな記述が。
更に,ADHD や自閉症の生徒に対して,話して伝えるだけでなく,メモや絵などを付加する指導などの配慮も必要である。
このように障害の種類や程度を十分に理解して指導方法の工夫を行うことが大切である。指導に当たっては,音声教材,デジタル教科書やデジタル教材等を含め ICT 等の適切な活用を図ることも考えられる。
国語編の280ページでは
比較的長い文章を書くなど,一定量の文字を書くことが困難な場合には,文字を書く負担を軽減するため,手書きだけではなくICT機器を使って文章を書くことができるようにするなどの配慮をする。
声を出して発表することに困難がある場合や人前で話すことへの不安を抱いている場合には,紙やホワイトボードに書いたものを提示したりICT機器を活用したりして発表するなど,多様な表現方法が選択できるように工夫し,自分の考えを表すことに対する自信がもてるような配慮をする。
そして、とても興味深かったのは情報編で63ページに
コンピュータ等の画面が見えにくい場合には,情報を的確に取得できるよう,文字等を拡大したり,フォントを変更したり,文字と背景の色を調整したりするなどの配慮をする
・コンピュータ等の発する音が聞きとりにくい場合には,情報を的確に取得できるよう,音の代わりに光や振動,画面上の表示で伝えたり,スピーカーを適切な位置に設置したり,また,音量の調整やヘッドホンの使用などの配慮をする
・キーボードによる文字入力やマウス操作等の動作に困難がある場合には,コンピュータ等の操作が可能となるよう,レバー操作型のコントローラーなどの入力手段を使えるようにするなどの配慮をする
・コンピュータ等の画面上の文字を目で追って読むことに困難がある場合には,どこを読んでいるのかが分かるよう,読んでいる箇所をハイライト表示や反転表示するなどの配慮をする
・コンピュータ等を扱いながら,指示を聞くことに困難がある場合には,同時に二つの作業が重なることがないよう,まずは手を止めるよう指示をしてから次の話をするなどの配慮をする
・集中して学習を継続することが難しい場合には,見通しをもって学習に取り組めるよう,学習活動の手順を視覚化して明示したり,スモールステップで学習を展開できるようにしたりするなどの配慮をする
・自ら問題解決の計画を立てたり設計したりすることが難しい場合には,生徒が学習に取り組みやすくなるよう,あらかじめ用意した計画や設計から生徒が選択したり,それらの一部を改良する課題に取り組めるようにするなど,段階的な指導を行うなどの配慮をする
ということで、より具体的なコンピュータの入出力装置などについて書かれています。
これについては、特別支援学校の教員も知っておくことが必要なのではと思いました。
他の教科でもいろいろと書かれているのですが、また機会があればご紹介します。