書籍紹介「異才、発見!――枠を飛び出す子どもたち」


先端研関係で2冊ほど本を買いました。
本日は1冊目

異才、発見!――枠を飛び出す子どもたち

です。
これは、主にROKETプロジェクトを中心に飛び抜けた子どもたちの才能をどのように生かしていくかということが書かれていました。

しかし、それだけでなく、前半は作者のエピソードで始まる点がとても興味深かったです。
そこには、小さな子どもが病気になったとき、どのような心理になるか、包み隠さず綴られており、それに対する、医療や教育の関係者の言葉がどのように保護者に伝わるかを理解する点では、医療関係者、教育関係者はぜひ読んでほしいと感じました。
自分に置き換えても、やはり保護者と接する際の自分の姿勢がとても反省させられます。

さて、後半のROKETプロジェクトですが、すでに私自身は発足からウオッチしていたのである程度、分かっているつもりでいましたが、いくつもの発見させてもらいました。
特に興味深かったのは、レゴブロックが好きな子どものエピソードの話。
レゴブロックが好きな子どもがいて、夜遅くまでやろうとしたら、親はどんな態度をとるかということ。
普通は、早く寝なさいと注意をする。
しかし、そう言わないで注意せず、親も寝てしまったとき、本当に好きな子どもは親が寝た後もずっと続けるが、親の評価を気にしてやっている子どもの場合は、親が寝た後は程なく寝てしまうとのこと。
本当に好きだったら、親のことも気にせず、続ける。
そういった子どもの、「好き」を大切にするとその子は自信を持って生きていけるという話。
いまの日本だと、個性を大切にするといいつつも、どうしてもつぶしてしまう傾向がある。
別の項目に日本は丸くしようとするが、海外は三角やとんがった個性を作るという話がある。
海外だって、丸くしようとすることもあるような気もしますが、日本はその傾向が強いとは思います。
そうならないためにどうすればいいか、みんながそこを真剣に考えていければと思います。

ここで出てくるのは、飛び抜けた才能のある子どもたちが出ていますが、世の中、そんな子どもたちだけではない。そうしたときに、考えなければならないのは「ダイバシティ」を認める社会なのかなと思います。
つまり、一斉指導には一斉指導の良さもあり、そこで生き生き出来る子どももいる。
しかし、そこではつらくなる子どもがいても、そういった子どもが生かされる場が保障されている社会をどう作るか、私たちが考えることだと思いました。

多くの人に、この本は、読んでもらいたいですね。

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