電子書籍を使ってみよう・作ってみよう その1(EPUB編)

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AT-Okinawaの電子書籍「ポークたまごおにぎり」より
本日で、外部へいっての研修会が終わりになります。

最近、研修会でオススメしているのは電子書籍
やはり、教員が指導に使う教材として一番は

本(ほん)

だろうなと最近思います。
なので、教科書も作られていますから。

ですが、何らかの困難さがあって紙の本では読めない子どもたちがいる。
だとすれば、そういった子どもたちの学びを支援するためには、電子書籍はとても有効。
今は、簡単に電子書籍が手に入りますし、作ることもできます。
なので、今回はiPadで使える、または作れる電子書籍を紹介します。

EPUB編

iBooksでは、PDFのデータを扱えるのですが、標準の機能としてはEPUBと呼ばれる形式のデータを使っています。
詳しい解説は避けますが、これを作れるアプリにiBooks Authorというのがあります。

http://www.apple.com/jp/ibooks-author/

Macintoshでは標準で使えるアプリですが、他の環境では利用できません。
これで作られた有名なソフトといえば、AT-Okinawaの電子書籍シリーズがあります。

AT-okinawaの新作iBooksシリーズがリリースしました
沖縄の特別支援学校はとても早い時期からiPadが導入されています。学校で活用するためにアプリの開発もされていました。そんな、活用が進んだ環境のなか宮古特別支援学校の知念さんが知的障害の児童生徒のために作ったアプリがあります。その知念さんが作

まずは、こちらをダウンロードしてどんなことができるかを確認するといいですね。
また、教材ではありませんが、iBooksに対応した電子書籍はたくさんの方が作っています。

iBooksによるデジタル教材の可能性
ここのところ、iBooksによるデジタル教材の研究をしています。探したところAppleの特別支援教育のサイトにiBooks Authorで障がいのある方にも使いやすいiBooksのテキストブックをつくる(英語)というのを見つけました。これ自
iBooksによるデジタル教材の可能性2
昨日こちらを紹介したら白石さんより、もっとありますよ。という情報をいただきました。Apple Distinguished Educators(ADE)という資格を持つ方々が作られているらしいです。さて、その方々の作品がこちらこういった形で、
iBooks教材「iPadで理科の授業をつくる」
こちらよりいつも見せていただいている小学校の先生のブログです。4年生から6年生までの理科の授業に使える教材とその作り方をiBooksで公開しています。iPadがなくてもPDFファイルもあるので、どんなことができるのか、参照することができます
広島大学 氏間研究室の河野友架さん作成「iPhone,iPod,iPad 音声使用マニュアル(ePub形式)」
広島大学の氏間先生のところの学生さんが作られたEPUB形式のiPhone,iPod,iPad 音声使用マニュアルです。視覚障害のある人が使うためにはある程度,支援者が設定をする必要があるでしょう。また,別の意味では支援をする人たちがこれを読

iPadではこのiBooksを作れるアプリがあります。
オススメはこれ

デジタル書籍作成ツール「Book Creator」が進化、テキストの読み上げ機能も付きました。
最近思うのは特別支援教育でのICT活用では、デジタル図書は重要なツールだと思うこと。当然、そんな研究をしていましたが、これまでは主には視覚障害や発達障害などの読みに困難な子供たちが中心でしたが、そういった子供だけでなく学ぶという意味において

Book Creatorだけでも、再生可能になったのは、魅力的です。
また、市販のEPUB対応の書籍なら、iBooksでも読むことができます。

〔実践〕特別支援教育とATは第6集まで電子書籍が出ています。しかもEPUB形式です
〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)は第6集まですべて電子書籍版が出ています。私は,著者になるんですが,電子版はどうしたことか献本制度がないようで,自腹で購入しております。(印税と相殺しても赤字です)まあ,そんなことはどう

上記のBook Creatorは研修会でもよく使っていますが、本当にカンタンに作れるので、プレゼンテーションソフトよりも便利です。

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