良い習慣のための20秒ルール,悪い習慣をやめるための20秒ルール

特別支援学校ではiPadがとても普及しています。
先生方がなんでこんなにも使うようになったのか,を考える上でのヒントとして「20秒ルール」というのがあるのではと思いました。
これの出典は「幸福優位7つの法則」という本です。

この中で
「法則6 二〇秒ルール――変化へのバリアを最小化して悪い習慣をよい習慣に変える」
というのがあります。
これは,良い習慣を身につけさせるためにはそれをおこなうために20秒以上時間をかけずに取りかかれるようにすると良いと著者はいっています。本の中でギターの練習をするエピソードが書かれているのですが最初はギターケースの中に入っていたギターの練習が途中で頓挫するシーンがあります。実際に弾こうと思ってから音を鳴らすために20秒以上かかっているためやらなくなったといっています。
そこで,今度はギターラックを買い,リビングの真ん中にギターを置くようにしていつでも思いついた時に弾けるようにしたところ練習が習慣付いたとのことです。
逆に無駄にテレビを見てしまうので,どうしようかと考えた時にはリモコンをわざわざソファーから歩いて20秒以上かかる場所にわざと置いていたそうです。そうすることで,面倒になり無駄なテレビを見なくなったそうです。
つまり,本人のがんばりに依存するのではなく如何に人間の心理を上手く使って物事をできるようにするか(やらないようにするか)を考えることが必要かと書かれてました。
ひるがえってiPadです。これまでのパソコンなら電源を入れてWindowsが起動するまでに数分かかります。ソフトが立ち上がるまでにも数十秒かかります。それだけでもすでに20秒ルールを大きく逸脱します。
それだけでありません。様々な周辺機器を用意するのにも時間がかかり,学校の先生方よっぽど意欲的にならなければすぐに使い始めないでしょう。
それに比して,電源はすぐに入り,ソフトの起動も簡単でティスプレイが入力装置なiPadなら20秒以内にすぐに使い始められる。
どこでも人気になるはずです。
逆に先生方に使わせないようにするのであれば,学校の金庫にしまい,利用する際には貸し出し簿を作って教頭先生の許可がなければ使えないようにしておけば誰も授業に使わないようにできるでしょう。
教材は使ってなんぼ,壊れることを恐れて管理を厳しくするよりも壊れるぐらいに使っていくことで授業に定着していくのではと思いました。
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この「幸福優位7つの法則」とても面白い本です。ぜひ読んでみて下さい。

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