iPadかスイッチか?

iPadかスイッチかといった2者択一の考えというのは実は適当ではないんですけど,先日行ってきた進行性の筋疾患の患者さんがいる学校だとiPadってどう使えるのだろうかと考えさせられました。
上肢が多少動かせる間は確かにiPadの方が,面白いですし簡単に楽しめます。
しかし,上肢の機能が低下し,指先の操作も難しくなった方の場合にはタッチスクリーンよりはやはりマウスやトラックパッド,スイッチの方が圧倒的に操作しやすくなります。
その際に,課題となるのは手元の操作とPCの画面の因果関係が理解できるか。
つまりこんなマトリックスかなと思いました。
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ここではBの人はiPadはピッタリですね。また,Cの人の場合はiPadよりはPCです一致などをつなげた方が使いやすい。
Aの人は,どちらも使えるので,使いたいものによって使い分けられる。
ここで問題なのはDの人。直接操作しないと理解できない人にはどんな機器であってもまずはその「因果関係」を理解してもらうことからはじめないといけない。
そのためにiPadを使うこともあるだろうし,簡単なおもちゃからはじめた方がいい場合もある。
きっと,特別支援学校の重度重複の担当をされる先生方にとってはここが一番の課題だと感じられていると思います。
iPadでは,それに対してどのような解決策があるか,またそれをどのように評価しているかが今後の課題ですね。
重度のお子さんの評価方法については,また別のエントリーで書きたいと思います。
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明日から担当のお客様がいらっしゃいます。
楽しみです。
このブログを見ている方は一言「見てました」とお話し下さい。
ついでに下をクリックも・・・・

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コメント

  1. もずらいと より:

     現時点ではiPhone用のアプリもなかなか充実しているので、それを使うというのはあるでしょうね。iPadのみのアプリだと、う~ん、そもそも「ラップムシ」なんかはスイッチでは難しいと言うより無理ですよね。全てがユニバーサルというのは難しいですね。

  2. kinta より:

    そうですね,すべてがユニバーサルデザインではないでしょう。
    使い分けをする必要がありますね。