昨日は,東大先端研で開かれた魔法のプロジェクトの研究成果報告会に参加しました。

今回の会場であるエネオスホールは200人定員の部屋だったそうですが,予想を上回る260人の参加者が来たそうです。
魔法のじゅうたんプロジェクトの研究協力校は50校ということですが,魔法のふでばこプロジェクトの継続の学校もあったそうですし,各学校で2人または3人と複数に来ている学校もありましが,それ以外の学校の先生や保護者の方,関係する人も沢山見かけましたので,その関心の高さは目を見張るものです。
やはり,携帯情報端末はいまいちばんの注目点だと思います。
そして,この機を逃さずに特別支援教育におけるATやAAC,またそれを支えるICTの活用について,広く普及しなければならないのだと痛感します。
その意味では,各地域で広がってきている研究会をどう盛り上げるか,これがカギだと思っています。
東京で開かれたということでの利便性もありますし,タブレットを無償で1年間貸してもらえるというインセンティブもあるかもしれませんが,それ以上に興味を持ってもらう先生方を動かしているものあがれば続けられるのではと思います。
三浦半島まで来てもらえるようなイベント考えようかなと思っています。
さて,この会で1つだけ違和感を感じたことがあります。それは,一緒に参加していたもずらいと氏も同じ事をいっていたので,他にも気がついていた人もいるかもしれないのですが,研究成果報告をしている時に参加している先生方がiPadやiPhoneを持ち上げてバシャバシャッと写真を撮っている姿です。
ピントを調節しなければなりませんので,即とれるというわけもなく会場はちょっと異様な雰囲気です。
もちろん,記録にとっておきたい,報告したいという気持ちはよく分かるのですが,その数秒間は話に集中しないわけですし,後ろの人から見られないという事もおきるわけで,本当の意味で「話聞いてるの?」と感じたわけです。
私ももちろん,写真を撮ることがありますので,人の事は言えませんがなんかこれ変だなぁと感じ,自分では写真を撮ることを止めてお話しを聞くことだけにしました。
これで思い出したのは,小学校の運動会です。
小学校の運動会では写真やビデオのベストショットをとるために保護者は朝早くから場所取りをしています。
もちろん自分の子どもの登場シーンは写真を撮っているのですが,その時に親御さんたちは自分の目で子どもの勇姿を見なくて良いのかなぁ、と感じたことがあります。
あとで見返すこともできるのでいいのかもしれませんが,その場の自分の子どもの姿はファインダーの中で見るわけです。
映像にとることも大事ですが,こころに焼き付けることもあって良いのかなと思うことがあります。
そういった意味では,こういう研究会での写真撮影だったり,発表資料の配付方法だったりということの有り様は考えた方がいいのではと感じました。
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まあ,それにしても熱気はすごかったです。参加した皆さん,これからもよろしくお願いします。
コメント
長い文章を書くつもりなかったのですが,長くなってしまいすいません。
私も参加させていただいたのですが,他のこのような会に比べて,iPadやiPhoneで撮影する方が多いのにびっくりしました。
聞くだけでなく,後のことを考え,写真に撮っておきたいと思うのは自然な発想だと思うのですが。
後ろの席のことを考えて,「あまり,上にかざさない」とか「シャッター音で発表を邪魔しない」と言うことに配慮していただけたらなと思いました。
あと,発表される方は,配付資料は後に残るものだけど,スクリーンに映したスライドは残らないものと考えていると思うので,児童生徒の写真が大きく写っているものは撮影は許可を得てからにした方がと思いました。そうしないとプライバシーに配慮して配付資料とは別に生徒の様子などを動画や写真,文字などで発表用スライドには掲示する事がありますが。そういうことも出来なくなるなと思いました。
でも写真と文字を一緒に貼り付けるアプリを使っていたり,後ろから見ていると,いろいろおもしろいなと思いましたが
あと,ポスターも全部写真を撮って行かれているがいました。ポスターを見ると言うより写真を撮るということがメインなかたもいて,こちらとしては来てくださった方とやりとりをしたいところですが,写真をひたすら撮っておられる方もいたので。ポスター発表する側としては,少し寂しい気持ちもありでした。ポスターに盛り込めるものは一部で,それ以外にも写真や動画などいろいろ用意してお待ちしているので是非お離しさえ手いただければ思ったのですが。足を止めていただけないのはそれだけこちら側の魅了がないということもあるので,次にポスター発表をするときはまたよいものを作れればと思います。
peterさん
コメントありがとうございます。
そうですね,ぜひ次の時の参考にしていただければと感じました。
そういう意味ではいわゆる,学会などの運営はある程度整理されていますよね。
そういったものも参考にするといいのかもしれません。
私も参加し、ipadで撮影した一人です。発表者や他の聴衆には申し訳ないと思いつつ、配布資料もないので、記録を取るのは最も簡便な写真に頼ってしまいました。Webに配布資料が事前にアップされたり、印刷されたりすれば多少は違ったかもしれませんが、開催者側の負担が増すことになりますね。
私が違和感を感じたのは、簡単に言うと、「今の学校ダメだから自分たちで変えよう」との発言があったことです。
まさしく空気を読まない発言で、現場の教師は少なからず、引いていたでしょう。(テレビ番組でよく聞く発言に似ていますね)
個人的には簡単SNSや沖縄、大分の発表が印象深く、素晴らしかったと思います。自分ももっと精進しなければ。
最後は前向きに終わります(笑)
長文失礼しました。
アニメーション効果のあるスライドですと「どこで(このスライドは)終わる?」的なところに興味関心が移っていて、肝心の中身が頭に入っていないのでは?と思いました。Preziだと、みんな動画になってしまうのでしょうか?
言わんとしていることは分かるような気がしますがそのうえで。
自分はこれまで中邑先生の講演を何度か聞いたなかで、記憶力を外部で補うことに何故気がつかないのだ!と指摘されたように思うことが何度もありました。まぁそれだけが原因とは言いませんが、
今回も必要だなど思うと思わず写真に撮ってしまうことが何度かありました。
今回確かにそういう場面が多かったとは思いますが、それ自体はATACなどでも見かけたように思います。周りの迷惑にならないような配慮は必要だと思いますが、それも学ぼうという姿勢のようにも思えるのです。間違っていますかね?
ううむ,私としては「熱気」としての魔法のプロジェクトとiPadの可能性

http://dev.screw-axis.com/doc/prezi/
dev.screw-axis.com
も良いですが,ちょっと奇をてらいすぎじゃない?
とても良かったことを伝えたかったのですが、「ちょっとした」後半の方に皆さんの関心が集まったようですね。
「ryugeninagi」さん
「今の学校ダメだから自分たちで変えよう」というのは,私自身は「そういう思いで動かないと気がつかないよ」という事だと思っています。時に刺激的な発言をされていても,それはどういう意味から来ているのか,ということで私は解釈しています。
学校を変えるのは実際には現場の人間しかありません。もちろん,政治家や行政の人が介入することで変えられるでしょうが本質的には「動いている」人たちがそれを認めないとダメ。その意味では,現場が気がついてもらえることが大切ですよね。
「もずらいと」さん
プレゼンの仕方というのはとても難しいでね。
これまではPPTやkeynoteを使っているだけで興味を引いてもらい,良かったかもしれませんが,誰もが使うようになった今は興味を引いてもらうことよりも,その中身を構築しないといけませんので。その意味では,次のステージに進んできたという良い面があると思います。
「yoshida」さん
私は「だめ」なんて思ってはいません。もちろん必要な時に撮れることは大切ですし,ATACやDOIT,魔法のプロジェクトなら運動体としてもこういうことが認められるという意味では禁止しないことはいいことだと思っています。
しかし,違和感を感じたいのは「それをやることで失うことないの?」ということです。
FaceBookでは,ディスレキシア当事者の人がこういったことのために集中が途切れてしまうのでは,という話も出ています。つまり大切なのは「環境設定」だと思うのです。もしかすると,発表資料はその後にWebからダウンロードできますとか,そういうこともあっても良かったかもしれません。皆さんが気持ちよく参加するために「環境設定」ということもありだと思っています。
お忙しい中コメントありがとうございました。
周りに対する配慮については、なんらかのアナウンスがあってもいいかもしれませんね。
データはweb等でダウンロードできるといいなと思うことが度々ありますので、これも実現すると嬉しいです。開催者は大変ですが。
それをやることで失うことはないの?
については、難しいですね。その通りだなと思います。実際全部写真に撮る必要はほとんどないのですが、記録しておきたいものもあり、後悔しないように出来るだけ写真に撮った時期もありました。
結果あまりみないのでそれは止めましたが、しまった!とならないように迷ったら撮るようにはしていて、取捨選択が難しいです。
なので、やはりダウンロードできるといったことがあると、安心して集中できるような気がします。