文部科学省「遠隔教育の推進に向けた施策方針」


文部科学省が表記の資料を公開しました。
ここでは以下のようなことが書かれています。

学校教育において遠隔システムを効果的に活用した教育活動を一層取り入れていくことにより、児童生徒が多様な意見に触れ、様々な体験を積む機会を増やすなど、教育の質の更なる向上につなげることが可能となる。ICTの強みの一つとして、 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができる(双方向性を有する)ことがあげられ、遠隔教育はこの強みを生かすものとして、継続して推進すべきである。

とあります。
続けて

不登校児童生徒や、疾病による療養のため又は障害のため、相当の期間学校を 欠席すると認められる児童生徒(以下「病気療養児」という。)など、様々な事情により通学して教育を受けることが困難な児童生徒に対し、一人一人の学習ニーズにきめ細かく対応する観点から、ICT を効果的に活用し、教育の機会均等や質の維持・向上につなげることも可能である。

思えば、文部省が100校プロジェクトというのを立ち上げて、学校にインターネットを導入した年、当時の光明養護学校ですぐにはじめたのはテレビ会議を使った遠隔教育の実践でした。
今から20年以上も前の実践です。
当時の貧弱な電話回線を使った実践でも、学校に通うことが難しい生徒とのつながりはとても有意義でした。
しかし、そういった遠隔教育は実はそれを遡ること10年以上前から、学校内のビデオ配信などを使っての実践が山口の学校などでもされていました。
ニーズは昔からあったんです。
今こそ、インフラが整っているのもっと簡単にこういった事が出来る時代になりました。
それとともに、

通学する

だけが当たり前ではない、ということを考える時代になってきているのかも知れません。
日本は、学校に通うことでしか教育を受ける事とだと思われていますが、海外では家庭教育もその内容が認められれば単位取得されます。
この資料では、通常の教育での活用も上げていますが、支援を必要とする子どもたちについても書かれており、かつ技術的な側面でどのように運用するかということが示されている点で重要なデータだと言えます。
実際には、各学校がどう運用するかということが問われると思いますが、学びの世界が狭まってしまう子どもたちを支援するツールとしてICTが活用されればと思います。

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