ATIA会場 その1

昨日は朝からカンファレンスに参加しました。
今の職場に来てから毎年1回は海外に出張しております。
それだけ行ってりゃ相当英語を話せるんだろうと,誤解されるかもしれませんが話しているのは
hello
とか
Thank you !
とかの片言英語ばっかりで,相手が言っていることの1割も分かりません。
「じゃ意味ないじゃん」とも思われるかもしれませんが,機器の展示があればどんな文科は分かりますし,ただ見ているだけならそれなりに楽しめます。
でも,こっちのプレゼンってけっこう文字だけなので視覚支援もほとんど厳しい。
スライドのハンドアウトも渡してくれることはまれなので,時差ぼけもあって気を失うことだらけだったりします。(居眠りともいいますが・・・)
さて,今回のカンファレンスではそんな私に強力な支援がありました。
講演の資料をWeb上にあげてくれているのです。
アドレスは参加者のみに知らせているので,教えられませんが(何しろ参加料が500ドルもしますので)ここにPDFだったり,ワードだったりのデータがあがっているので,iPadで閲覧しながら聞くと,それなりの私でも助けになったりします。
マルティモーダルな情報って大切なんだなぁと思います。
しかし,それでもこちらから質問することは難しいですし,なんでこちらの人はこんなにも,早口でしゃべるんだろうなと思います。
自分用には,こちらの紙ベースでのコミュニケーションエイドとか

iPadにはいっているVOCAのソフトなんてのがありますが,(このソフトは,今回の会場で教えてもらったものです)



Grid Player
App

価格:0
ジャンル:メディカル

すぐには使えません。
なぜかというと,

●自分の伝えたいものがどこにあるのか分からない
●どんなことをいえばいいのか分からない
●伝えたい言葉がどれだか分からない

なんてことになるんです。なので,結果としてはどうなるかというと

☆知っている言葉しか言わない
☆黙っている
☆相手の言葉をオウム返しに言ってしまう(エコラリアです)

奇声を発することはさすがにありませんが,日本語でブツブツ言うことにはなりますので,まるで自閉症の人と同じような行動に出るわけです。
一昨日の夜のパーティーでは,なにげに声をかけられて答えられないと見ると「こいつは通じないんだな」というような表現で,会話が途切れてしまいました。
まったくもって「学習性無力感(learned helplessness)」を感じるシーンで,だんだん怖くなって声を変えられない状態になっていきます。
幸いなことに,今回はe-AT利用促進協会の展示として東京大学の巌淵先生がご一緒だったので,彼のコバンザメのように付いていくと,けっこう話が聞けたりします。
Img_1519
e-ATのブース
Img_1517
後ろ姿の巌淵先生
そういう状況になって考えると,自分自身はコミュニケーションエイドはまったく上手に使いこなせてなくって人を介してのコミュニケーション支援しかできていないということです。
VOCAを使っても,相手が言っていることが理解できませんし,自分のいいたいことが何なのか,分からない。
まったくもって,コミュニケーションの難しさを感じます。
こんな自分が言うのもなんなのですが,学校の先生にはぜひ,自分が使えない言語の国に行ってコミュニケーションの難しさを実感してきて欲しいものです。
そんな経験があれば,子どもたちが意志を伝えられない気持ちを少しでも実感できるんじゃないかなと思います。

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その1で,これだけ書いたら疲れちゃいました。
実は,もう1つ大きな事があって,自分の知らない状況,理解できない状況,コミュニケーションのできない状況に置かれるとそれだけで自分自身のリソースを多大に使ってしまい,創造的なエネルギーが減ってきてしまうということも実感します。
なので,レポートの続きは,帰国後になるかもしれません。
あしからず。

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