ディスレクシアのある成人からのメッセージ「隠して学校生活を送っている子供を1日も早く見つけて、その子に合った学習方法を!その機会を与えて下さい。」

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この文章は,読み書きに困難がある井上智さんがFacebookにご自身が投稿された手書きの文字です。
普通に見てしまうと,知的に遅れがある人なのでは?
と思う人もいるでしょう。
しかし,彼がPCなどで文字を書けば以下のような文章を綴ることができます。

「啓発活動」
見て驚くなかれ!ディスレクシアを理解していない方は、思いっきり引くかもしれない(・_・;
これが、現在53歳の僕の読み書き能力です。
恥ずかしいとは、もう思はない!
こんな人が100万人いるのだ!隠して生きているのだ!
自分の住所でさえ間違える。
レンタルビデオの会員証を作るのも大変な作業なのだ!
「答えを分かっていても、出力するのに時間がかかる」
今までは恥ずかしくて言えなかった事がたくさんある。

子供の場合、問いかけられれば答えられる。しかし記述出来ないから、分からない事にする!隠しているんだ。自分の状態を説明、出来ないから!
理解してもらえないから!
やる気が無い様に見えるのは
疲れ果ててるんだ!

その後の人生を想像できる人は少ない。

僕の記述試験の難しさは、ここにある。音韻操作に大きく問題がある為、頭の中にある言葉を音に変換する作業、音と文字を一致させる作業、とても遠回りな作業が頭の中で起こっている!

言葉・文字(記述する)を並べる為に「PC入力」する為、漢字に変換する為「ひらがなを正確に思い浮かべる必要がある。」小ちゃい「ゅ」小ちゃい「っ」など、どこに入れたら正確に変換するんだ!僕にはアラビア文字なんだ!

問題・回答の意味が分かる以前の問題です。

だから、選択式や⭕️❌は分かりやすく、読むのに時間はかかるが、ほとんどの資格試験は受かる。口頭だと、もっと楽^_^

楽をしようと考える訳では無い。
50を過ぎても方法が有れば学習能力は識字能力は確実に上がる!ましてや子供だと、もっとだ!

特別支援学校に僕の様なタイプは少ない!通常学校に多くいるんです。とても見つけにくいと思います。高学年になる頃には隠す術を2時障害として身に付けています。
どうかどうか、その子のサインを見つけてあげて下さいm(__)m

「隠して学校生活を送っている子供を1日も早く見つけて、その子に合った学習方法を!その機会を与えて下さい。」教室で友達と並んで勉強がしたいんだ!
お願いしますm(__)m

僕もADHDを重ね合わせています。
ADHDが更にディスレクシアを引っ張る結果になります。
ほとんどの発達障害児はアスペルガーやディスレクシア、ADHDを重ね合わせて持っています。何が主障害でどの程度の割合なのかも学習方法を探す上で知ることが大切なのかもしれない。

努力の問題では無いんです!
理解の問題です!
方法の問題です!

昔の様な根性論は発達障害児を潰してしまいます。
社会に役立つ才能を潰してしまいます。

専門家・研究者の方々に耳を傾けて下さいm(__)m

先生方にお願いしたい。
何の方法もなしに社会へ放り出さないで欲しいm(__)m
どうか方法を一緒に探して下さいm(__)m
将来その子が生きていく為の方法をm(__)m

僕は読めない文字を頭に浮かびやすくする為に紙に「ひらがなを」書く、そんな繰り返しが僕の方法なのかもしれない?記述試験には有効なのかもしれない⁈次回は、ちゃんと一題づつ頑張るわ!反省!
今回は、そこそこ出来ました(笑)
IT機器が全てを解決する訳では無い!そこ大事!

これを読むと,井上さんの熱い思いが私たちに響いてきます。
これまでは見過ごされてしまった,こういった人が実は通常学級の中にたくさん在籍しています。
文部科学省の以下の調査では学習面又は行動面で著しい困難を示す割合は6.5%という推定値が出ています。これについては、教員に対する聞き取りからの数字ですので数字だけが一人歩きをするのはとても心配ですが,単純に40人学級では二人ぐらいは知的障害がないにもかかわらず,学習面などで困難がある訳です。

しかし,井上さんがお書きいただいているようにそうした人たちがこれまでは十分に配慮されていなかった。
もちろん,情報が十分で無い時代もあったでしょう。
また,先日のラジオ番組で中邑さんが話されていたように肉体的な労働が主となるような時代では見えにくくなっていたのかもしれません。
http://magicaltoybox.org/kinta/2016/01/08/12439
しかし,今の時代はさまざまな情報が手に入るようになっています。
井上さん自身もブログや書籍を出されて紹介しています。
http://sky.geocities.jp/dyslexia_tora/index.html
ぶどう社/発達障害/読めなくても書けなくても勉強したい
また,私の出した本にもインタビューで出ていただきました。
『〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)4 タブレットPCを教室で使ってみよう! 合理的配慮を支えるための支援技術』
【「合理的配慮」を支えるための支援技術はコレ!】目が見えづらかったらメガネをかけるように、学習や生活上の困難を支える支援機器を使ってみませんか。第4集では、インクルーシブ教育時代に求められる「合理的配慮」を支えるための支援技術について具体的に紹介しています。巻頭インタビューは当事者・井上智さん。(金森 克浩 編集代表)
そして,今年の4月からは障害者差別解消法が施行されます。
障害を理由とする差別の解消の推進 - 内閣府
内閣府「障害者差別解消法」対応要領・対応指針がでました。
内閣府から以下の情報がでました。障害者差別解消法に基づく対応要領を掲載しました障害者差別解消法に基づく対応指針を掲載しました文部科学省からも今後Webサイトでの情報が提供されるようです。以下,記載されているコミュニケーション関連の情報を少し
ですので,これからは通常学級の先生方には知っていただき,学びに困難な子どもたちに井上さんのような苦労をさせないで,彼らなりの学習ができるような環境を作ってもらいたいです。
発達障害のある子どもたちの学習の支援としては手前味噌で申し訳ありませんが,こちらには研修資料もあり,通常学級の先生方にも分かりやすくなっています。
発達障害教育推進センター-トップページ
まず第一歩は「知っていただくこと」だと思っています。
そのためには,こちらの動画もとても分かりやすいです。
(この動画は井上さんをモチーフにしています)
啓発絵本「サトルの話」
〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第4集でのインタビューをさせていただいた井上さんが,読み書きの困難さを理解してもらうための絵本を作られました。実際の絵本はiBooksで作られているのですが,こちらは動画で。ナレーターは
(転載に関しては井上さんから許諾していただきました)

「啓発活動」見て驚くなかれ!ディスレクシアを理解していない方は、思いっきり引くかもしれない(・_・;これが、現在54歳の僕の読み書き能力です。恥ずかしいとは、もう思はない!こんな人が100万人いるのだ!隠して生きているのだ!自分の…

井上智 寅さんの投稿 2016年1月9日

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コメント

  1. ノブ より:

    今日、SNSに始めてつなげました。最初のコンタクトが中沢さんでした。思い当たる事例がたくさんあります。もっといろんな事を知らねばと思いました。出来ない事を責めるのではなく、何故出来ないのかを、相手の立ち位置に立って考えられるように頑張ってみます✋